ブルゾンちえみ、ウーマン・村本、クロちゃん、関係者が明かす“炎上タレント”の意外な業界評
テレビやネット上での失言や不適切な言動によって、批判が噴出する“炎上”騒動。何度も騒動を起こし、常に激しいバッシングにさらされている “炎上タレント”だが、現場では高評価を得ている者も少なからずいるようだ。
近頃、テレビに出演するたびに、SNS上で「置物」「まったくしゃべらない」などと批判されているブルゾンちえみ。2017年に「キャリアウーマンネタ」でブレークしたが、その後、コメンテーターやひな壇ではまったく力を発揮せず、かつてほどの露出はなくなっている。
「確かにブルゾンは、バラエティー出演時には、ポンコツ扱いされるケースが目立ち、仕事ぶりに関しては局関係者からも評判は良くない。ただ、本人もバラエティーでは『役に立たない』ことを自覚しているようで、昨今の露出激減は、自ら希望しているところが強いそうです。また、一気にブレークした女性タレントにありがちな“天狗”になることもなく、プロデューサーだろうとADだろうと、極端に態度を変えることはない。それだけに、使い勝手は悪いものの“消える”まではいかず、なかば温情で出演させてくれる番組も多いそうです」(スポーツ紙記者)
また、Twitterの投稿内容が頻繁に芸能ニュースとなり、瞬く間に批判コメントが殺到するウーマンラッシュアワー・村本大輔の実際はどうだろう。
「コンビでのブレーク直後から、村本は“ゲスキャラ”としてテレビで活躍していますが、昨今のバッシングのほとんどは、彼が政治や社会問題についてコメントをした際に発生。しかし、村本は一歩も引かず、『テレビ露出が激減している』というネットの批判に対しても、『自らの主戦場は漫才のステージ』であると主張し、いくら炎上してもノーダメージだとアピールしていることも、批判に拍車をかけているのでしょう」(芸能ライター)
しかし、村本の無礼千万な言動とは裏腹に、ウーマンのステージには一定の固定客がついており、大御所芸人からも評価が高いという。
「村本のあの言動は、ほとんどがテレビ用にデフォルメされたもので、実物は極めて真っ当な常識人。芸人や業界関係者との交流は、あまり進んではしていないものの、お世話になっている関係者や番組スタッフには、差し入れをすることもあります。政治が絡むネタに関しては、確かにテレビでは好まれませんが『批判してくる視聴者を相手にしない』というスタンスが、かえってテレビ業界人から支持されるようになっています」(テレビ局関係者)
現在テレビ番組で、コンビとしてネタを披露するのは、年末の『THE MANZAI』(フジテレビ系)くらいになっているが、村本が完全に表舞台から姿を消さない限り、炎上が鎮火することはなさそうだ。
そして近年“ゲス芸人”の代表格的存在となっている、安田大サーカスのクロちゃん。自己中心的かつ女好きというキャラクターが、『水曜日のダウンタウン』(TBS系)などのバラエティー番組であらわわになり、ネット上では非難の声が鳴り止まない。
「あくまであのキャラは演出によるもの。ただ『女好き』は本当で、過去に女性絡みのトラブルを起こしたこともありますが、クロちゃんは制作側が求めていることを的確に判断し、即座に具体化できる能力を持ち主で、そこは業界関係者も認めています。私生活については、芸能記者とつるんでいることもあり、芸人のスキャンダルは『クロちゃんがネタ元だ』と言われることが多いものの、そこは一線を引いているようで、他人に同業者の悪口を言うこともない。テレビでの言動で、どれだけネット上が燃え盛っても、仕事関係者に迷惑をかけないというバランス感覚を保ち続けている限り、芸能界からクロちゃんが消えることはないでしょう」(週刊誌デスク)
20年も誕生するであろう“炎上タレント”。今後も、芸能界に多くの話題を提供するのだろう。