【ユーチューバー炎上まとめ2019】レペゼン地球&ZOZO前社長・前澤友作氏に唐澤貴洋弁護士が忠告!? 「再生数主義の時代は終わり」
ZOZO創業者で現在はスタートトゥデイ社長の前澤友作氏が、突如自身のYouTubeチャンネルを開設。女優の剛力彩芽と破局、ヤフーがZOZOを買収と切ない話題とタイミングが重なったこともあり、投稿された動画にも注目が集まった。
初投稿の動画は「1000億円を記帳する」という内容で、本当に前澤氏が車に乗って銀行へ行き、通帳を見て笑顔を浮かべるだけという、シンプルなものだった。その後も「3.8億円の車を買う」「プライベートジェットを売る」といった“お金”にまつわる動画が投稿されており、「本物のお金持ちはすごい!」と感嘆の声がある一方、「お金の話ばっかりで下品」「本当の金持ちはこんなことしない」と批判的な意見も絶えない。
――前澤さんのこと、どう思われますか?
唐澤 ちょうど昨日、3.8億円の車を買う動画を見ましたよ。前澤さん本人としては、何が起こっても楽しく生きている感じがしますよね。動画を見ても、「嫌な人だな」って感情が湧くような感じじゃないです。話しぶりなど、紳士的な、面白い人だと感じますし。批判的な声もあるようですが、動画を見ていない人が言ってるんじゃないでしょうか? 「1000億円記帳した」「3.8億円の車を買った」といった記号だけが一人歩きしている印象です。お金の話は炎上しやすい話題ですが、前澤さんは“あえてやっている”のではないかなと感じますね。だって前澤さん、お金の話題で炎上することは、昔からたびたびありましたよね?
――2019年1月に前澤さんが自身のTwitterで行った、「100万円×100人、総額1億円お年玉企画」がその最たる例ですね。前澤さんのアカウントをフォローして、指定の投稿をRTするだけで100万円が当たる抽選に応募できるとあって、およそ470万件もRTされました。
唐澤 そのときも賛否両論でしたが、炎上することをわかってやっていると思います。
――ちなみに、この“バラマキ行為”は、法律的に問題はありませんか?
唐澤 法律上は問題ないです。贈与税がかかるのも、110万円からなので。前澤さんは11月下旬に動画投稿を始めたばかりで、すでにチャンネル登録者数は20万人以上。短期間でこの数は、本当にすごいことですよ。僕の場合、この強大な影響力を今後どう利用するのか? というところに興味がありますね。世の中のためになることをされるのかな?
――唐澤弁護士はすでに、世の中のためになる動画をアップされているじゃないですか。
唐澤 見る人に少しでも役に立つYouTubeチャンネルをやりたいと思って、実際に動画を投稿しています。
でも、まったく人気が出ません。再生回数、全然伸びないんですよ。「問題が起きたときに検索して、僕の動画に行き着いてくれたらいいな」とか、「気軽に弁護士に相談するきっかけになってくれたらいいな」と思っている程度なんでいいですが。長くどこかで見てもらえたらいいな、とは思ってます。
――正直、あんまり面白くないですもんね……。
唐澤 いいですね、そのコメント記事に入れてほしいです(笑)。
――ブロガーのはあちゅうさんが、先日「Abema Prime」(AbemaTV)に出演して、自身のアンチと電話で“対話”したことが話題になりました。唐澤弁護士もこれにならって、アンチと口論する動画などアップしたら、再生数が伸びそうです。
唐澤 僕は「良いヤツ VS 悪いヤツ」といった“二項対立”は嫌なんですよね。「私が被害者で、この人たちは悪いヤツなんですよ!」といった構図で悪口を言ったり、敵を仕立てて動画を作るのは簡単です。でも、僕はあんまり好きじゃないですね。それよりも、アンチだって我々と同じ人間なのに、なぜ度を超えた悪口が言えるのかを、一緒に考えるほうがいいです。ネット上って、レッテルを貼って“相手をこうだと決めつける人”があまりにも多いですよね。普通に対話すればいいのになあ、と思います。僕は本当に、争いごとが嫌いなんですよ。
――「炎上弁護士」が言うと、言葉の重みが違いますね。
唐澤 そういえばこの記事って、年始に出るんですか? ……炎上したら嫌だなあ(真顔)。僕だって、落ち着いて新年を迎えたいので。
――だったら、こういった取材は受けない方が……。
唐澤 うん? 何か言いましたか? それでは読者のみなさま、良い1年をお迎えください!