「アンチの言い分もわかる」? 話題の女性ラッパー・リゾ、批判ツイートを一蹴するも……
これに対してリゾは23日にTwitterで、「私が人気なのは、いい曲を書くから。才能があるから。そして、1時間半にわたる“愛に満ちあふれたショー”をパフォーマンスできるからなの」と真っ向から反論。「がんばらなくちゃいけないのは、あなたのほうよ」「私の名前を口にするのはやめてくれない? それと、鏡で自分の姿を見てから私に挑んで」とはねつけ、「はい、ご注文いただいていた“注目”を差し上げましたよ」と皮肉たっぷりに言い放った。
このリゾの反撃には、「うまい反撃!」「やせすぎた女性だって不健康なのに、これまで人気がでるのはやせた女性ばかりだった。ありのままの姿のどこが悪いの?」と絶賛されている。
ボイスはこれを受け、「数年前、インディア・アリーという歌手が力強い曲を歌って話題になったよね。そして今、リゾも力強い女性だと話題になっている。180kgだかの体重で、Tバックをはいて、重力をものともしないトゥワークを披露して」と前置きした上で、「みんなに質問したい。自分の娘が成長したら、インディア・アリーのようになってほしい? それとも、リゾのようになってほしい?」と、リゾにではなくTwitterユーザーたちに問いかけた。さらに、前述のNBA試合会場でのトゥワークについて「娘が幸せならいいんじゃない?」と意見したユーザーに対し、「娘にリゾと同じことをしてほしいの? その子育ては間違ってるよ」と返信。リゾの奔放さも許せないと言わんばかりだった。
この質問には、多くのユーザーが反応し、「どう考えてもインディアでしょ」「リゾでもいいよ。あれだけ成功してるんだし」「肥満でもやせてても、公共の場にTバック丸見えで現れるのはちょっと」「肥満は本当に不健康だし寿命を縮める。わが子には健康で長生きしてもらいたいのが親心だろう」などと、賛否がぶつかり合っている。
実はボイス自身、肥満だった過去を持つ。Twitterでは、彼がリゾにかみついている理由を「禁煙した人がたばこの煙を極端に嫌うように、減量した人もデブを嫌うようになるのよね」と分析する人もいるが、「ボイスの意見は常識的で正論」「リゾのアンチといえばアンチなんだろうけど、きちんとした理由があるから共感できる」と冷静に捉えている人も多い。
健康リスクを考えた上で「自分はこの体形で満足している」というのがボディポジティブの根幹にあるはず。ただ、アメリカでは肥満が社会問題となっているだけに、ボイスの考え方に共感する人が少なくないのかもしれない。