コラム
女のための有名人深読み週報

小島慶子、夫への言動は“モラハラっぽい”!? 「私のお金」発言に感じた“彼女の本音”

2019/12/26 21:15
仁科友里(ライター)

 言葉だけでなく、カネに対する態度で、その人の本音を分析できるのではないか――元TBSアナウンサー・小島慶子が、読売新聞の運営するウェブサイト「OTEKOMACHI」で明かした「エア離婚」を知った際も、私はそう思った。「エア離婚」とは、子育てが終わったら離婚することを前提とした夫婦が、同居生活を送ることを指すのだという。

 インタビューによると、小島が長男を出産し、産後クライシスに陥ったとき、夫は「人道的にありえないこと」をした(ありえないことが何を指すのかは、明かしていない)という。しかし、小さな子どもを育てなければなかったので、小島は必死でそのことを忘れようとした。6年前、夫が仕事を辞めたことを機に、小島家はオーストラリアのパースに移住。夫は専業主夫となり、小島は東京にやってきて仕事をするというスタイルを取ることにしたそうだ。

 そんな小島だが、次第にお子さんの子育てにも手がかからなくなり、一家の大黒柱として働くようになったことで「お前、だいたい、あんなことしやがって」と夫への怒りが噴出し、関係をあらためて考えるようになったという。そこで、「子育てが終わった時点で離婚したいと思っていることを理解してほしい」と夫に訴え続け、夫も納得してくれたそうだ。なお、現在のところ、法的な手続きはしていないので、家族の形に変わりはないとのこと。

 出産後の夫の仕打ちで、離婚を考えるという話はよく聞くし、「許せない」という感情は理屈ではないから、許す必要もない。エア離婚も法的な離婚もありだろう。しかし、ちょっと疑問に思うのだが、このエア離婚、そこに発生するカネの話を踏まえると、小島が常日頃掲げる「男女平等」には反しないのだろうか?

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