実写映画版『キャッツ』、「不浄なポルノ」と酷評の嵐! 男性出演者のアソコ修正も発覚
愛猫家として知られる人気歌手のテイラー・スウィフトがキャスティングされたことで、撮影開始前から注目を集めていたブロードウェイ・ミュージカルの実写映画『キャッツ』。「テイラーなら猫のしぐさをリアルに再現できるし、きっと美猫になるはず」と期待が高まっていたが、7月に解禁された予告編への世間の反応は「不気味な生き物がとにかくクネクネしていて不気味」「トラウマになりそう」と冷ややかなもの。高評価12万に対し、低評価は32万という散々な結果だったが、再生回数はぐんぐん上昇。11月に公開された予告編第2弾に対する反応もイマイチだが、良くも悪くも世界中から多大な関心を集め続けた。
そんな『キャッツ』のワールドプレミアが12月16日にニューヨークで行われたのだが、鑑賞した映画評論家たちは作品をこぞって酷評。米紙「ニューヨーク・タイムズ」のカイル・ブキャナンは、「“不浄なポルノ”というジャンルに、思いがけず遭遇してしまったような感覚に陥った」「欲情をたぎらせた毛だらけのバケモノたちが、皿に顔を近づけ舌をぺちゃぺちゃさせながらミルクを飲み、あえぐようなうめき声を上げるたびに、“劇場にFBIが乗り込んでくるんじゃないか”と身構えた」とツイートし、本作には露悪的なエロスが漂っていると言わんばかり。
米業界紙「ハリウッド・リポーター」は19日に掲載した記事で、『キャッツ』を「2019年のワースト映画10本」に選んだ。米紙「デトロイト・ニュース」に至っては、「今年最悪の映画どころではない。ここ10年、1000年というレベルの大惨事だ」と言い放ち、01年にゴールデンラズベリー賞の主要部門をほぼ独占した駄作中の駄作「『バトルフィールド・アース』に(猫の)ひげが生えただけの映画」と盛大にこき下ろした。
“不浄なポルノ”呼ばわりまでされている『キャッツ』だが、出演俳優で歌手のジェイソン・デルーロ(セクシーな雄猫ラム・タム・タガー役)が現地時間16日、プロモーションのために出演したラジオ番組『Radio Andy』で、思いがけない告白をしていた。
ラジオDJからの「タイツの衣装を着用していたわけでしょう。ということは……」という質問に対して、ジェイソンは「CGでペニスを消したかって? あぁ、修正されたよ」と即答。さらに「あなたのペニスが抹消されたと?」と確認されると、「125%、そうだと断言できる」と苦々しく言い放った。
実はジェイソン、11月21日にトランクス姿の写真をインスタグラムに投稿したところ「不適切」と削除され、怒りを炸裂させたばかり。彼のイチモツは超がつくほどの大きさ。写真ではトランクスがペニスに張り付き、シルエットがくっきりと浮き上がってしまったため、インスタグラム側が「勃起したペニスを見せつけている」と誤解したのか、「性的すぎる」と判定したのかは不明だが、規則違反として削除されてしまったのだ。ジェイソンは「撮影時は勃起していない。自分のペニスのサイズをどうすることもでないのに……」「女性の巨乳ビキニ姿はよくて、トランクスをはいた状態での巨チンはダメなんて納得できない」と憤りをあらわにしていた。
ワールドプレミアを見た映画評論家の多くが作品を「ポルノ」呼ばわりしていたため、ジェイソンの“もっこり”を期待を膨らませたファンもいたようだが、残念ながら、あまりの大きさに修正せざるを得なかったようだ。
ちなみに、アメリカの映画ファンに最も信頼されている映画批評サイト「ロッテン・トマト」では、『キャッツ』に対する評論家からの支持率はたったの18%、一般観客の支持率も58%と、悲しくなるような数字だ。本作の日本公開は1月24日。どれほどの駄作なのか、ぜひとも自分の目で見てみたいものだ。