林家ぺーの狂気性、大噴出! 「ブログがまるで怪文書」問題の実情と原因を探る
「空は青い」「地球は丸い」と並んでもはや自明の理となっている「石原真理子のブログはヤバい」。そんな彼女の今年の脳内トレンドはもっぱら、3月に逝去した萩原健一と、デビュー35周年を迎える吉川晃司だったようだ。
3月に萩原健一が亡くなるや、堰を切ったようにブログ「ふわっとした瞬間」とYouTubeを頻繁に更新し始める真理子神。「権利関係? 知るかよ」精神にて、無許可でショーケンの画像やライブ映像をつなぎ合わせ、アップリケ感覚で好き放題にテロップやキャプションつけてアレンジ、「ショーケンと私」と題したシリーズを次々と投稿した。まあ、宇宙と地球を司る神(自称)にとって、コンテンツの権利どうこうなど、砂の一粒より瑣末事なのだろう。彼女がつけたキャプションによると、ショーケンと真理子神は共に≪21世紀の神話を創成≫した仲であり、彼が天に召されることで、真理子神がすでに歩んでいる≪神の道≫にやって来たということらしい。
上半期のショーケンブームが去り(おそらく関係者からクレームでも入ったのだろう)、入れ替わるように、こんどは空前絶後の吉川晃司ブームがやって来る。真理子神の脳内ストーリーによると、今年になって元カレの吉川とヨリを戻し、婚約したのだそうだ。うん、おめでとうございます。「晃と真理の歴史」と題してYouTubeに投稿されたシリーズ動画(もちろんこちらも権利関係など無視でライブ動画を使用)には、≪二人の愛は永遠の愛≫≪またこのカフェに行こうね(ハート)≫≪もう泣かなくて済んだね〜(ハート)≫など、ジャニコンうちわ風のコメントテロップを重ねている。
だが、そんなキャッキャ気分とは裏腹に、同時進行していたブログ「ふわっとした瞬間」を開いてみれば、「YouTubeの再生回数が改ざんされている! 運営よ、情報開示せよ!」とチンピラマインドで絡んでいた。要約すると「『ショーケンと私 No3』の再生回数が1043回から1021回に減らされている! 陰謀だ!」ということらしい。ちなみに、YouTubeの再生回数のカウント方法については公にされてはいないものの、「不正防止のため、同一のIPアドレスからの重複アクセスを差し引いてカウントが減ることがある」というのが大方の見解である。
ところが真理子神、この「1043-1021=22」という数字を元に謎の計算法で「全動画トータルで1日あたり-31680回も操作されている!」という結論を導き出し、≪日本政府さん、今こそサイバー警察を早急に作るべきです。何とかして下さい≫と激憤。政府が動かないとわかれば(当たり前です)、続いてなぜか老舗YouTuberのHIKAKINに援護を求め始めた。しまいには≪この嫌がらせ問題をヒカキンが知りつつも私に協力をしないのであれば彼も犯罪者の一味となってしまうということです≫と脅迫モードに突入、大立ち回りを演じた。今年も相変わらず「ふわっとした瞬間」の爆風がすごすぎた。