ハマる女性続出! 殿堂入りTL『獣人さんとお花ちゃん』を読んでみた(1~7話ネタバレ)
街中は早くもクリスマスムード一色。恋人とプレゼントを贈り合ったり、奮発したディナーを楽しんだりと、カップルは1年で一番楽しい季節ですよね。一方、そんな相手はいない私。それでも恋愛気分を楽しみたい! という気持ちは抑えられないので、マンガで味わうことにしました。以前からずっと気になっていたTL『獣人さんとお花ちゃん』。コミックレンタルサイト「レンタ!」で殿堂入りした作品で、ほかの主要デジタル書店でも1位に輝いたという大ヒットTLなんです。キュンキュンするとファン続出のこの話題作、私も見事沼にハマってしまったので、皆さんにご紹介させてください。
『獣人さんとお花ちゃん』1~7話ネタバレ
ヒロインの花は、保育士を目指すごくごく普通の女性。住む世界も、一見私たちと同じ現代社会なのですが、ただ一つ、決定的に違う部分がありました。それは、「獣人」という生物が、巨大な壁の向こうに住んでいる、ということ。壁の向こうに許可なく立ち入ることを禁じられており、人々は「迷い込んだ人間は獣人に食べられてしまう」と教えられているのでした。
ある日。花は、そんな巨大な壁に開く小さな亀裂のそばで泣いている男の子を見つけます。亀裂の中に大切なボールが入ってしまったと聞いた花は、こっそりと中に入りとってきてあげることに……。ボールはすぐに発見できたものの、運悪くオスの獣人に見つかってしまいます。漆黒で大きな体躯をした獣人に組み敷かれ、「食べられる――!」そう覚悟した花でしたが、“侵入者の人間”として捕らえられるどころか、察したように「獣人は人なんか喰わん」と呟き、「一度だけ見逃してやる。行け」と庇ってくれたのです。ところが、花は亀裂の場所を見失っており……。「人間はアホなのか?」と呆れながらも、花が帰れるまで家に匿ってくれることに。
耳や尻尾があり、姿かたちは人間と明らかに違うものの、テレビでみていた獣人の怖い印象とまるで違う獣人・サナティ。「人間は嫌いだ」と言いつつも、物が落ちてきたときに咄嗟に庇ってくれたり、“発情期”で凶暴な獣人から守ってくれたり……。不愛想だけど優しい姿に、花はどんどん惹かれていきます。そんなある晩、交尾を我慢すると発症する病にかかってしまったサナティ。「ひと月は治らない」と知らされた花は、「彼を治す」と処女の体をサナティに体を捧げたのでした。
しかし翌日、国のお偉いさんによって花は人間の社会に戻されることに……。それから4カ月後、「獣人保育士」として花はサナティの元へ帰ってきます。いわば“獣人使い”としての才能が国に認められ、獣人の子どもたちに教育を施すという人間初の任務を与えられたのです。再会した2人は一緒に暮らし始め、その晩はとにかくセックスしまくります(獣人は1回だけでは満足しない体質)。それなのに、サナティは花のことが「好き」とは「言い切れない」と曖昧なことを言い、花は微妙に傷つくことに……。
ある晩、ちょっとした口論をした2人。外に飛び出した花を追って、サナティは「本当にずっと惹かれていたんだ 獣として人として…」「お前が好きだ ひとりにはさせない」とついに告白。そのまま森の中で濃厚なセックスを繰り広げるのでした。しかし、2人にはまだ問題が。獣人保育士として1年契約で働いている花が、早くも契約を切られかねない状況に。猶予はあと1週間。離れ離れになりそうな2人は、一度抱きしめ合ったらもう止まらなくなって――。Hでピュアな異種間恋愛、必読です!
獣人と人間という設定はイレギュラーですが、フタを開けてみると優しく純粋なストーリー。また、丁寧でやわらかい絵柄と内容のおかげか、“異種族間の確執”という重めの背景も受け入れやすいどころか、むしろ“恋に落ちてはいけない2人”が惹かれあう背徳感に興奮してしまいます。花の優しさと儚さ、そしてサナティの力強さと不器用さ……、そんな2人の濃厚なエロシーンは、人間×獣人ならでは! 「非現実的すぎる話は感情移入できなさそう」という方でも、きっと楽しめると思いますよ!
『獣人さんとお花ちゃん』は、“人間×ケモノ”初心者さんにも自信をもっておススメできる、純愛ストーリーです!
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