カルチャー
[女性誌速攻レビュー]「ar」12月号

「ar」セクシー特集で、内田理央が「紐パン×ウサギの被り物」……女子向けエロが迷走!?

2019/12/01 17:30
島本有紀子
「ar」2019年12月号(主婦と生活社)

 12月号の「ar」(主婦と生活社)は、半期に一度のペースでやってくるセクシー特集。表紙から、女優でモデルの内田理央が裸一貫で毛布を抱えている(ように見える)ショットで攻めていますが、やりすぎ感やお下品さはなく、“女子も萌えるセクシー“のさじ加減が絶妙です。中身もこのバランスを保っているのか……!? 早速見ていきましょう。

<トピックス>
◎天下無敵のゆるエロ感 だーりおのSEXYメソッド!!!!
◎セクシーになるためのいろは48のこと
◎アソコでゆらり…が色気の発信地 セクシーバングの新法則

女子向け「ゆるエロ」のさじ加減

 「ar」では今回が初の表紙だった内田理央。巻頭では「天下無敵のゆるエロ感 だーりおのSEXYメソッド!!!!」と題した特集が組まれています。

 そこで見られるのは、ペロペロキャンディーを舐めながらピンクの毛糸のブルマで寝そべる内田理央、ニット地のボディスーツで体育座りをする内田理央、下半身紐パン+上半身スウェット+頭にウサギの被り物でバスケットボールを持つ内田理央……。タイトル通りゆるい、でも確かにエロい写真たち。どこまでが女子向けのエロで、どこからがそうではなくなるのか、見れば見るほどわからなくなってきます。

 インタビューで「女の子が可愛い!って思えるセクシーを追求していきたい」と語っている彼女ですが、女性ウケするエロと男性ウケするエロはまったく別物ではないのだろうし、「ar」編集部的にも、男性にも購入してもらえるのなら売り上げが伸びて御の字だろうし……。などと考えた結果、エロを掲げる商売というのは奥深いものだなぁという浅い感想に行き着きました。

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