【セレブ自叙伝・衝撃の話題作ベスト5】ホイットニーとの同性愛、ダグラス家の闇……
2012年2月にホテルの浴槽で溺死し、世界中に大きな衝撃を与えたホイットニー・ヒューストン。司法解剖の結果、入浴中にコカイン摂取の影響で心臓発作が起き、溺れ死んだ可能性が高いと発表された。この時、多くのファンから「あなたが彼女のそばにいれば、死ななかったのに!」と非難された女性がいた。その女性とは、ホイットニーが無名だった頃からの大親友で、同性愛関係をウワサされてきたロビン・クロフォード。00年にホイットニーの元を去ったといわれている元アシスタントだ。
ロビンは現在フィットネス・トレーナーとして働いており、芸能事務所に勤める女性と同性婚し、養子を2人を育てながら穏やかに暮らしている。そんなロビンが長年の沈黙を破り、「ホィットニーに捧げる」自叙伝を執筆したのだ。
11月に発売されたばかりの本作では、「19歳のときに地元のサマーキャンプで17歳だったホイットニーと出会い、すぐに恋に落ちた」「歌手として契約を結ぶ前、スキャンダルになるからと体の関係は終わらせた。だから肉体関係を持ったのは2年間だけ」「深い絆で結ばれていたため、互いに性的な関係がなくても構わないと思っていた」などと赤裸々に告白。
ホイットニーの男性遍歴についても「キャリア初期に(ジャクソン5の)ジャーメイン・ジャクソンと付き合ったし、ロバート・デ・ニーロには口説かれたがなびかなかった」「ホイットニーはエディ・マーフィーに夢中だったが、彼はあまのじゃくな性格で、安定した交際にはならなかった」「でも(ホイットニーの夫)ボビー・ブラウンとの結婚式当日、エディから電話がかかってきて『結婚はやめろ』と言われた」などと暴露した。
また、ホイットニーは自分と付き合い始めた当初から一緒にマリファナを吸っていたといい、彼女自身、コカインに手を出したのは14歳のときと言っていたそう。そして「やめられるけど、今はその時期じゃない」と、スターになってからもドラッグを続けていたという。これにより、「ボビーがホイットニーにドラッグを勧めて中毒者にさせた」というメディアにおける定説を覆した。
その一方で、ボビーはホイットニーを心身共に支配していたDV男というウワサは真実だと断言し、「ボビーからのDVと薬物依存から抜け出すのは、ホイットニーの強い意志がなければできない。自分は彼女を救えないから、アシスタントを辞任したのだ」とつづった。
ホイットニーの死の一因として、ツアーの過密スケジュールのせいで薬物依存が悪化したと報じられてきたが、彼女の死後、事務所側は「公演をたくさん入れたのは、彼女と娘が路頭に迷うことを回避するためだった」と説明したそう。それに対し、ロビンは「そうやって彼女にプレッシャーをかけたのね」と激怒し、事務所側とケンカしたとのこと。なお、ホイットニーの娘ボビー・クリスティナも、母の死後に薬物依存に陥り、15年1月、ホイットニーと同じように浴槽で意識を失っている状態で発見。意識を回復することなく、半年後に22歳の若さで死去している。