浜崎あゆみ、チケット販売の新システムに批判噴出! 「金儲け」「価値がない」とファン不満続出
12月31日、東京・国立代々木競技場第一体育館にて『ayumi hamasaki COUNTDOWN LIVE 2019-2020 ~Promised Land~ A』を行う浜崎あゆみ。今回は、需給に応じてチケットの価格が変動する販売方式「ダイナミックプライシング」を導入するというが、ネット上の一部ファンから抗議の声が噴出しているという。
「浜崎は、2000年より17回にわたって代々木競技場第一体育館でカウントダウンライブを開催。同所の改修工事に伴い、『ayumi hamasaki COUNTDOWN LIVE 2016-2017 A 「Just the beginning -20-」』をもって一旦終了となっていましたが、3年の月日を経て“聖地”に帰り、新しい年の幕開けをファンと過ごすことになったといいます」(音楽業界関係者)
そして、今回の公演では新たに「ダイナミックプライシング」なるチケット販売システムを取り入れるとのこと。『ayumi hamasaki COUNTDOWN LIVE』のページによると、これは「AI技術を活用し、チケット購入時期、過去の販売実績、天候等に関するビッグデータを最大限活用することで、需給に応じてチケットの価格をリアルタイムに変動させる仕組み」で、不当な高額転売を抑止する効果もあるようだ。
要するに販売期間中は「チケットの価格が上下」するというものだが、一応の目安として“標準金額”がすでに発表になっている。最も高額なアリーナステージ前席の(Tier1)は3万円前後でアリーナ席・スタンド前列席(Tier2)は2万円前後、アリーナ後方席・スタンド席(Tier3)は1万1,000円前後、スタンド席一部(車椅子席)1万1,000円が目安とのこと。発売スケジュールはファンクラブ先着1次先行が11月28日午後7時からスタートで、先着2次先行は12月6日の同時刻。いずれも木・金と平日夜に行われ、一般発売は12月14日土曜の午後7時より受け付け開始だという。
「『ダイナミックプライシング』は、サッカーなど、一部スポーツのチケット販売ではすでに採用しており、最近はアーティストのライブでも導入されつつあります。あくまでも、価格は目安ですし、チケットが売れていれば必然的に高額になっていき、逆に空席祭りだとすれば、“たたき売り”状態にもなってしまうんです。恐らく、浜崎側は“聖地”でのカウントダウン公演の復活ということもあってか、ある程度の集客を見込んで、このシステムを導入したのでしょう」(同)
しかしそんな中、最前ブロックの価格帯が「3万円前後」という点にファンは疑問を抱いているようだ。浜崎の公式Twitterアカウントには、「お金のある人がメインステージを占領していればいいよって言ってるようにしか思えない。ごめん、もうついていけない」「あまりにもお粗末。交通費と宿泊費がかかる地方や海外のファン、学生、開始時間に申し込めない人など、多くのファンの思いを踏みにじってる」「3年ぶりの聖地でのライブなのに、あゆのアーティスト寿命を短くする以外のなにものでもない。先着順の時点でどう考えてもおかしい」と、辛らつな意見が多く寄せられている。
このほか、浜崎ファンとみられるTwitterユーザーからも、「システムについていけないファンが多そう」「2000年のあゆなら3万出せるけど、最近のパフォーマンスや人気で3万って……強気だな」「いまだに、昔の人気があると思ってるのか。理解に苦しむ」「いろんな意味で引いた。“約束”の場所じゃなくて“金儲け”の場所」「ファンクラブもちょうど年末で期限切れるから、一区切りつけようかな」と、不満が続出している状況だ。
「一部ファンが『今のあゆに3万の価値はない』と指摘している状況だけに、このタイミングで浜崎が同システムを導入したこと自体、失敗だったのでは。基本的にダイナミックプライシングは、映画館の座席を指定するように、リアルタイムで席の空き状況が確認できるので、ファンクラブ先行が終わった後の一般販売が始まるタイミングで、空席状況が丸わかりになるはず。また、チケット価格が下がっていれば、それだけ『売れていない』ことも如実にわかってしまいます」(同)
なお、来年2月から始まるツアーは従来通りのチケット販売方式を採ると予告されているものの、今回ファンから巻き起こった反発が、浜崎の今後のアーティスト活動に悪影響を及ぼさねばいいのだが……。