松本人志、『ワイドナショー』打ち切り危機だった!? 「発言カット」問題でフジテレビと確執か
11月に入り、一部メディアで「隔週収録に変わった」と伝えられていた『ワイドナショー』(フジテレビ系)。時事ニュースを取り扱う同番組は、これまで放送日の数日前に毎週収録を行っていたが、隔週収録の場合、タイミングによっては10日以上前の話題がトップニュースとして放送される状況になりかねず、裏の生番組『サンデー・ジャポン』(TBS系)と比べ、「ネタの鮮度が圧倒的に劣る」「視聴者離れにつながるのでは」と業界内外から指摘されていたという。
このままでは、番組の存続すら危ういといわれているが、その背景には、番組メインのダウンタウン・松本人志が、今月から『探偵!ナイトスクープ』(朝日放送テレビ)の“局長”に就任したことが影響しているとささやかれているようだ。
「『ナイトスクープ』と『ワイドナショー』の収録日がぶつかってしまい、結果『ワイドナショー』を隔週収録にせざるを得なかったという説ですね。しかし、あくまでこれは表面上の話。実際には、松本と局の確執が、隔週収録の大きな原因だったとされています」(フジテレビ関係者)
松本は『ワイドナショー』内で、世間で話題になっているニュースを“スルーしなければいけない”ことがある状況に、かねてから不満を持っていたという。
「例えば、2017年に報じられた元SPEED・上原多香子のスキャンダルについて。上原の前夫であるET‐KINGのTENN氏は、14年に自死しているのですが、一部週刊誌でその原因は上原の不倫を知ったことだったと報じられ、『ワイドナショー』の収録でも、同件を取り上げたそうなんです。しかし、放送ではそのシーンがカットされてしまった。その翌週、松本とフジが、そのシーンを『放送する/しない』で話し合ったことが明かされ、松本は『そういうことから逃げない「ワイドナショー」だと思ってほしい』と発言していました」(同)
当時、松本は「ネットで広まっているニュースをテレビが線引きし、全然取り上げない話題があるといった状況」を嘆いていたが、こうした状況はその後も変わらなかったという。
「フラストレーションを溜め込んだ松本は、フジに対して、半ばさじを投げたような感じで、一時は“打ち切り”寸前にまで陥っていたとか。しかしフジは必死で松本の心情に留意し、その一環として、“隔週収録”を行うようになったといいます」(同)
そんな中、最近ようやく『ワイドナショー』が “週1収録”に戻ったとのこと。11月24日放送回では、松本が、木下優樹菜の“タピオカ騒動”をテレビがまったく扱っていなかったことに切り込み、話題になっていた。
「松本はその件について、『ネット上で1カ月以上ぐらい前から炎上していた。でも、テレビでは全然扱わない』とコメントし、木下サイドがテレビ局に圧力をかけて報道を阻止していたこと、またフジがそれに屈していたことをほのめかすコメントをしたんです。以前なら、恐らくこの発言はカットされていたでしょう。そう考えると、フジ側が松本の意向を汲み、発言を不当にカットしない方針に舵を切ったと見えます。松本とフジとの信頼関係も、多少は改善されたのではないでしょうか」(同)
今後、松本とフジの間で、致命的な軋轢が生じなければよいのだが……。