実写ドラマ『サザエさん』8.8%の大爆死! 「話が暗すぎる」「思ってたのと違う」と不評
11月24日に、アニメ『サザエさん』(フジテレビ系)の20年後の世界を描いた実写ドラマ『磯野家の人々~20年後のサザエさん〜』(同)が放送され、平均視聴率8.8%(ビデオリサーチ調べ/関東地区、以下同じ)を記録。これまでもキャストを変えて何度もドラマ化されている同作だが、今回は「こんなの『サザエさん』じゃない」「話が暗すぎる」「見ててツライ」とかなり不評だったようだ。
同ドラマは、アニメから20年後の世界が舞台で、就活に悩むタラオや、仕事と結婚の選択を迫られて悩むワカメ、転職を繰り返すもうまくいかないカツオの様子が描かれた。
「同作はキャストを変えて何度も実写ドラマ化されていて、今回は主人公のサザエを天海祐希が演じています。そのほか、マスオを西島秀俊、カツオを濱田岳、ワカメを松岡茉優、タラオを成田凌が担当しており、放送前はネット上で『天海さんがサザエさんって合ってる! ほかのキャスティングもいい感じ』『今回のサザエさんのドラマ面白そう』と期待の声が寄せられていました。しかし、フタを開けてみると、登場人物が何かしらの悩みを抱え、終始重たい雰囲気が漂っている内容だったため、ネット上では『これサザエさんでやる意味ある?』『なんでこんな暗い内容にしたの?』など、『見ていてツライ』といった声が上がってしまったんです」(芸能ライター)
アニメの『サザエさん』といえば、天真爛漫なサザエさんを中心に、磯野家の楽しい日常が描かれているのが特徴。にもかかわらず、今回のドラマでは「アニメ通りのキャラクターがサザエさんだけ」とネット上で指摘されており、その部分に違和感を覚えた視聴者が多かったようだ。
「特にタラオは、かなりネガティブなキャラクターになっており、一部視聴者の目には、アニメ版の元気なタラオとはまったくの別人であるように映ったようです。また、アニメ版では、家族みんなで食卓を囲むシーンが印象的ですが、ドラマ版では、波平とフネ、サザエの3人だけで食事をする場面もあり、『なんか悲しくなってきた』『やっぱり楽しい「サザエさん」が良かった』といった指摘もあるなど、『思ってたのと全然違う』と感じた人が少なくなかったようですね」(同)
ちなみに、2009年から13年まで4回にわたって放送された観月ありさ主演の実写ドラマ視聴率は、いずれも10%を超えており、特に、フジテレビ開局50周年記念番組として放送された09年版は20.9%をたたき出している。今回は、ネット上でも「キャスティングは最高」と言われていただけに、もし続編があるとしたら、今度は明るいストーリー展開を期待したいものだ。