King&Prince・永瀬廉、五輪出場を勧められた競技は? 本人は「目指す場所違う」とバッサリ
朝の情報番組『ZIP!』(日本テレビ系)にて、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックに向け、King&Princeがさまざまなスポーツに挑戦するコーナー「MEDAL RUSH」が放送。11月18~22日放送回では、永瀬廉が「ボート」に挑戦した。
「ボート」では、2000メートルの直線コースでタイムを競い、種目は1~8人乗まで分かれているという。今回、永瀬は法政大学2年・ポンシアノルカス選手とペアを組み、2人乗りの「ダブルスカル」に挑戦する。
ボート経験は足漕ぎの「アヒルちゃん(だけ)」という永瀬だが、法政大学ボート部・波間昭司監督に指導してもらう。まず、本番の10分の1の距離である200メートルに挑んだが、オールを上手に扱うことができず、ルカス選手とのタイミングもばらばら。2019年の全日本記録は2000メートルで6分47秒なのに対し、200メートルで1分57秒という不甲斐ない結果に終わった永瀬たちだった。
一見すると「ボート」は、主に腕を使う競技にも見えるが、実際は屈伸運動でスピードを上げ、ボートが倒れないように全身の筋肉でバランスを保つというハードスポーツ。予想以上の全身運動に「めっちゃしんどい……」と倒れ込んだ永瀬に対し、ルカス選手は「自分1人で漕いだ方が速い」とチクリ。これに永瀬は大笑いしつつも、「簡単に言うと、お荷物ってことですね」と複雑な面持ちだった。
ちなみに永瀬は、1人用のボートにも乗ってみたものの、監督が支えていないと転覆するような状態に。「(ボートに乗るだけで)2〜3カ月から半年かかる」と言われ、「そうっすよね。すぐ上がりましょう」と爽やかにギブアップすると、その後は陸上に戻り、「エルゴメーター」という“漕ぐ動作”をトレーニングする器具を用いて、練習スタート。こちらもかなりハードな訓練だといい、永瀬は「はぁはぁはぁ」と息を上げていたが、「やっば。3日前に食べた肉までちょっと出そうですね、今」と冗談を言う余裕は残っていたようだ。
次に、監督お手製のトレーニング器具を使用し、オールの使い方を学ぶ永瀬。手首の動きで調整するのだが、体の動きと組み合わせるとかなり難しい様子で、「(集中するあまり)口が開きます。この作業」とぼやいていた。
そして、再び水上に移り、競技用のボートより約50センチ大きい練習用のボートで訓練するものの、まだまだぎこちなくバランスを崩してしまう。本番用よりも安定感があったためなのか、転覆こそ免れたが、「ただ正直(本当なら)何回か沈没してるな」と危機を感じたよう。しかし、そんな永瀬も、漕ぎ終えたときには「風になりました、途中」と清々しい表情を浮かべていた。
最終日には、「ダブルスカル」の200メートルを1分で漕ぎ切る劇的な上達ぶりを見せ、「すごい楽しかったです」と語った永瀬。監督からは「来年のオリンピックはこのダブルで」とルカス選手とのコンビを後押しされ、「目指す場所違うんです」と断っていたが、「ボート」への挑戦に満足した様子だった。
(華山いの)