「Sexy Zoneからキスマイへ」「IZ*ONE不正問題で落選」マスコミに聞いた『紅白』選考ウラ話
11月14日、大みそかに放送される『NHK紅白歌合戦』の出場歌手が発表された。初出場が決まったアーティストもいれば、出場が有力視されながら落選したアーティストもいるなど、ネット上ではさまざまなトピックが話題を呼んでいるが、今回は「出場歌手発表会見」に参加したメディア関係者に、“驚いた人選”について話を聞いた。
「ネット上でも騒がれていましたが、6年連続出場のSexy Zoneが落選したのには驚きましたね。セクゾはもともと、 ジャニー喜多川社長(当時)のお気に入りグループとして知られており、毎年ステージでは、メンバーだけでなく、ジャニーさんのイチオシJr.もパフォーマンスを披露していました。しかし、ジャニーさんが7月に死去したことで、セクゾの出場が危ぶまれるようになってしまい、ただ一方では『亡くなったその年に落選させるのは、さすがにあからさますぎる』として、今年も出場するのではないかと言われていたんです」(レコード会社関係者)
ところが発表されている通り、Sexy Zoneが落選した代わりに、ジャニーズからはKis‐My‐Ft2が初出場を決めた。
「売り上げや動員、知名度でも、キスマイがセクゾに勝っているのは明らか。ある意味まっとうな“経営的判断”と言えます。そもそもキスマイが、これまで『紅白』に出場できなかったのは、すでにジャニーズを去っている、SMAPの元チーフマネジャー・飯島三智氏の派閥だったことが一番大きい。事務所内の派閥問題も解消された現在、キスマイの出場は、妥当な流れでしょう」(同)
一方で、発表直前に“当落スレスレ”と言われていたIZ*ONE(アイズワン)は、最終的に名前が残らなかったという。
「昨年まで、秋元康の手掛けるグループは、AKB48、乃木坂46、欅坂46でしたが、本来であれば、今年内定していたのはこの3組に加えて、日向坂46、そして今年2月の日本デビューから彼が携わっているIZ*ONEの計5組だったと言われています。しかし、IZ*ONEは韓国のオーディション番組『PRODUCE』シリーズに発覚した票不正操作問題により、一気に出場が黄色信号に。彼女たちの代打として、内々に検討されていたのがBiSH、そしてLiSAで、最終的に、NHKへの貢献度が高いLiSAが、見事初出場にこぎつけたというワケです」(週刊誌記者)
そして昨年悲願の初出場を果たした純烈は、今年も連続出場を決めたが、年始時点では「落選確実」と予想されていたという。
「1月、メンバーの友井雄亮が、過去の交際女性に対し、DVを働いていたことなどが『週刊文春』(文藝春秋)によって発覚したからです。しかし結果的に、純烈のスキャンダル対応が功を奏し、『紅白』の連続出場がかなったと言われています。報道を受け、友井が1人で記者会見を行い、グループ脱退と芸能界引退を発表した翌週、残りの全メンバーが会見を開いたのですが、彼らはその場で、友井へのフォローを一切入れなかった。リーダーの酒井一圭は『僕の中であいつはもう死にました。もう会うことはない』と言い切っていました。こうした対応により、友井のスキャンダルは、『純烈の責任』ではなく、『友井個人の責任』と、世間に認識されるようになったわけです」(スポーツ紙記者)
実際には、「現在でも、純烈メンバーと友井の交流は続いているようだ」(同)との指摘もあるが、彼らは表向き、そういったことは一切発信していない。
「結果的に、彼らは純烈のブランドを守り切ることに成功しました。今年はどんなパフォーマンスを見せてくれるのか楽しみですね」(スポーツ紙デスク)
NHK関係者は会見時、例年と同じように、出場歌手の選考基準について「今年の活躍」「世論の支持」「番組の企画・演出」とコメントしていたというが、純烈に関しては「スキャンダルへの対応」も評価ポイントとなっていたのかもしれない。