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「ニノに裏切られた」嵐・二宮和也と伊藤綾子に失望……苦しむファンに、臨床心理士が助言

2019/11/16 16:00
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman

 では、「ニノのことをずっと好きでいたい」と思いながらも、「嫌い」という感情に心が支配されそうなファンは、こうした状況をどのように克服したらよいのだろうか。

「やはり、二宮さんの“協力”が必要になってきます。人間は、自分の心の痛みを人に理解してもらうと、その痛みが軽くなるものなので、二宮さんから『結婚によってファンを傷つけてしまったことは理解している』『本当に申し訳ない』といった明確なメッセージがあると、ファンも『私たちのことを大切に思ってくれている』と感じるでしょうし、ファンでい続けることが比較的可能になると思います」

 しかし、二宮がそういったメッセージを発信することは、「あまり考えられない」と杉山氏。というのも「ファンに対して、へりくだりすぎている行為と見ることもでき、アイドルは通常やらないのではないか」とのこと。そのためファン側が、結婚を「いつかは来ることだった」と受け止め、二宮の言動やパフォーマンスから、「『ファンの気持ちを理解してくれている』『ファンと一緒に新しい思い出を作ろうとしてくれている』と感じる点を見つけ出し、意識を向けていくことが、好きでいるために重要なことなのでは。そもそもアイドル側が、『ファンの存在を大事に思っている』と伝わるように発表すべきとも思いますけどね……」という。

「また、ファンの方は、アイドルのことを家族や恋人のように感じていることが多い。人間というのは、ずっと“そのままでいる”ことはなく、進化や発展を遂げていくものであり、実際に、大切な家族や恋人の“変化”を、寂しく思いながらも一緒に喜んだ経験がある人もたくさんいるのではないでしょうか。なので、二宮さんのことを、あらためて自分の家族や恋人のような存在なのだと認識し、彼の“変化”を一緒に喜ぶ――当然『私の思いが届かない』という感情もあるかと思いますが、そういった感情を抱くこと自体も、肯定的に楽しんでいくといいのではないでしょうか」

 しかし、まだ結婚発表から日が浅いこともあり、二宮の結婚を一緒に喜ぶことは「無理」というファンは多いはず。「アンチ化」しているファンも見受けられるが……。

「人間の心理には、『共感モード』と『批判モード』という2つのモードがあり、怒りを感じると『批判モード』のスイッチが入って、途端に理屈っぽくなり、時には屁理屈で相手を追い詰めるようになる傾向があります。結婚発表を受けた途端、『プロ意識がない』『アイドル失格』などと口にしだすファンもいると聞きますが、そういった人は、怒りによって『批判モード』にスイッチが入ったのだろうなと感じますね。確かに、まだ結婚発表から数日しかたっていませんし、多くのファンの方が、二宮さんの姿を見れば見るほどつらく、伊藤さんへの怒りがわくという心理状況だと思います。まずは気持ちを整えることが先。そのために、二宮さんの出演するテレビ番組やコンサートを見ないなど、距離を置くことが必要でしょう」

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