嵐・二宮和也は、なぜ今「結婚」したのか? プロ筆跡鑑定人が“真意”を読み解く!
――ファンクラブ会員宛ての直筆メッセージは、真面目にしっかり書いている、本人の気持ちが伝わってきそうな文字ですね。
牧野 今回の公式文書をよく見ると、意外とハネがしっかり書かれていることがわかります。ハネは、物事の最後のしめ方や最後まで手を抜かない行動傾向を表していますので、ハネが弱い人やハネを書かない人は、意識しないとまず出てきません。そのような意味で、二宮君本人としては、この発表を非常に厳粛な気持ちで受け止め、強い責任感を感じているのが伝わってくるようです。レイアウトもきちんと考えて書かれているので、ファンの皆さんにきちんと受け止めてもらえるように、時間をかけて、じっくり書かれたものだと思います。
自分の世界にずかずかと入ってくることは許さない
――突然の発表に戸惑いを隠せないファンに代わって、単刀直入にお聞きします。この結婚は果たしてうまくいくのでしょうか?
牧野 二宮君は、自分の世界を大切にする方ですので、プライベートを一緒に過ごす相手は十分に吟味したと思います。つまり、結婚することで自分の行動が制限されるような相手とは、一緒にならないのではないでしょうか。つまらない争いを好まないため、日常生活はあまり波風を立てたくないようです。しかし、細かな不満が積み重なった場合は、話し合う余地がないくらい、あっさりと結論を出すかもしれません。
ポーカーフェイスですので、油断は禁物です。しっかり相手の動向を見ているタイプでしょう。二宮君は、表立って主導権を握りたいとか、亭主関白を振りかざすようなタイプではありませんが、自分の世界にずかずかと入ってくることはパートナーであっても許さないでしょう。二宮君の他人に対する適度な無関心が、お互いのプライベートを尊重することにつながりそうです。
――夫婦円満の秘訣はなんでしょうか?
牧野 お互いにある程度の距離感を意識して、あまり依存し合わないドライな間柄を築くことができたなら、うまくいくのではないかと思います。(8)は、行がうねっています。いくらインドア派で普通っぽく見えても、才能あふれる俳優でもある二宮君は、時に自分の感情を表現したい欲求にかられることもあるでしょう。二宮君は、自分を変えるという発想があまりないと思いますので、妻のほうに、良いところも悪いところも、時たま羽目を外すところも、そのまま全て受け入れる広い心があれば大丈夫でしょう。
牧野秀美(まきの・ひでみ)
筆跡鑑定人。筆跡アドバイザー・マスター。筆跡心理学をもとにした鑑定と診断を行う。著書に『自分のイヤなところは直る~名前を書くだけ~』(東邦出版)
・ほっかいどう筆跡鑑定研究所