カルチャー
「匿名だから大丈夫」じゃない
嵐・二宮和也&伊藤綾子への誹謗中傷――弁護士が「ここまで書いたらアウト!」ラインを解説
2019/11/15 17:35
11月12日、嵐・二宮和也が結婚を発表した。ツイッターでは一時、「#二宮の唯一の欠点は伊藤綾子」がトレンド入りするなど、結婚相手である元フリーアナウンサー・伊藤綾子への批判がネット上で噴出している。
「綾子死ね!」「匂わせクソ女!」といったものから、「伊藤綾子が妊娠してないってそんなはずあるかよ」「不妊治療してたアラフォーBBAが初婚で妊娠3カ月とか下手すると流産しかねないし」など、不確かな情報や臆測での書き込みなど、ネットはまさに無法状態で誹謗中傷の嵐だ。
しかし先日、タレント・川崎希へのネット中傷が話題になった。3年ほど前からネットでの嫌がらせを受けており、レストランなど行った場所ほぼすべてに、無銭飲食や窃盗をしていたなどの連絡を入れられたり、妊娠を発表してからは「嘘つくな」「流産しろ」といったメッセージが毎日届いていたという。こうしたネット上での嫌がらせに対して、川崎は発信者情報開示請求を行い、投稿者を特定。今後、民事・刑事の両面で、法的措置をとっていくことを明らかにした。
このように、匿名でもネット上での誹謗中傷、嫌がらせの書き込みは法的に問題になり、訴えられることもある。そこで、ネットに何を書いたら問題なのか、弁護士法人ALG&Associatesの山岸純弁護士に話を聞いた。