『グランメゾン東京』『愛しのナニワ飯』『世にも奇妙な物語』……パクリ疑惑が浮上し物議!
木村拓哉の主演で現在放送中の日曜劇場『グランメゾン東京』(TBS系)に“パクリ疑惑”が浮上し、物議を醸している。本作で木村は、型破りなフランス料理シェフ・尾花夏樹を熱演。尾花はパリに自身の店を持ち、ミシュランガイド二つ星まで獲得したものの、店である重大事件が起こり、店も仲間も全て失ってしまう。その後、女性シェフ・早見倫子(鈴木京香)と出会い、世界最高の三つ星レストランを作り上げようと奮闘する……という物語だ。
「初回平均視聴率は12.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)とまずまずのスタート。第4話も13.3%と好調をキープしている中で、2015年にアメリカで公開された映画『二ツ星の料理人』に設定やストーリーが似ているとの指摘が相次いでいるんです。『二ツ星の料理人』のストーリーは、パリのレストランで数々のトラブル起こし、店を追われた才能あるシェフが、再起して三つ星獲得を目指すというもの。さらに、かつての同僚に拒絶されながらも、仲間になり店を作り上げていく展開まで似ています。一部メディアでは“パクリ疑惑”についてTBS広報部が『さまざまな取材や資料をもとに制作しております』と回答したと報じていますが、ネットユーザーからは『言い訳がましい……』『ネットが普及して、すぐにバレる時代なのに、なんでパクったの?』『面白いと思ってたからショック』といったコメントが散見されました」(芸能ライター)
また、7月6日放送の『愛しのナニワ飯』(テレビ東京系)は、漫画『ナニワめし暮らし』(双葉社)と類似点が多すぎると話題になった。板野友美演じるテレビ局ADの主人公が大阪のグルメを発掘していくというストーリーの『愛しのナニワ飯』だが、『ナニワめし暮らし』の作者・はたのさとし氏がドラマについて「出てくるグルメ、主人公が東京から来たとか私の漫画『ナニワめし暮らし』も同じで、タイトルも似てる…」と自身のTwitterに投稿し、今回の一件が発覚した。
「はたの氏はドラマに登場するメニューについても『セイロンライス、ラジオ焼き、かすうどん、おでん入りお好み、串カツ、ちりとり鍋て…全部漫画ナニワめし暮らしに描いてます。そりゃ実際あるメニューだから被るかとあるかもだけど、そこまでそのままて…苦労してチョイスしたのよ』と言及。また、『タイトルやメニューが似ている為、担当編集さんから関係を聞かれましたが、関わっておりません』と原作・原案ではないことを主張しました。ネット上からは『この漫画が原作だと思っていた!』『タイトルもメニューも偶然にしては似すぎじゃない?』『テレ東の“飯ドラマ”は面白かったのに見損なった』といった声が続出。その後、はたの氏は番組プロデューサーから経緯を説明してもらったといい、『私は盗用でないと認識しております』と和解したことを報告しています」(同)
同様の指摘があがったドラマがほかにもある。それは15年11月28日放送『世にも奇妙な物語 25周年記念!秋の2週連続SP~映画監督編~』(フジテレビ系)内の妻夫木聡主演の1ストーリー「幸せを呼ぶ眼鏡」で、12年に海外でYouTube上に公開された短編映画『A Futuristic Short Film HD: by Sight Systems』にストーリーが似ているという。
「さらに、竹内結子主演した『箱』も、10年に上映された映画『リミット』にストーリーがそっくりだという意見が噴出。オチは違っていたものの、棺桶のような狭い箱の中に閉じ込められた主人公が、携帯電話を頼りに外界に助けを求めるというストーリーが酷似しているといいます。ネットユーザーからは、『丸パクリじゃん』『オチが違えばいいってものではない』『ありがちな設定かもしれないけど、こういう疑惑が出ると次回から観る気が失せる……』と辛らつな声が飛び交うことに」(同)
どんなに素晴らしい作品だとしても、“パクリ疑惑”が浮上することで、視聴者の印象はガラリと変わってしまうようだ。
(立花はるか)