氷川きよしの顔は、なぜ「女性っぽく」なった? 顔面評論家が「パーツの変化」を考察
1999年のデビュー以来、「演歌界の貴公子」として世の女性たちを虜にしてきた氷川きよしの「見た目」が、いまネット上で大注目を浴びている。8月8日「セ・リーグ公式戦」始球式に登場した際や、8月17日放送の『思い出のメロディー』(NHK)、8月23日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)に出演した際など、氷川が公の場に姿を現すたびに、「顔の印象が激変した!」と騒がれるようになったのだ。その意見の大半は「女性っぽい見た目になった」というもので、中には「美魔女」などと氷川の美貌を褒めたたえる者も少なくない。
では、氷川の見た目は、具体的に「どこが」「どのように」変化したのだろうか。その顔が人に与える印象にも、何らかの変化は生じたのだろうか。今回、2018年1月発売のシングル「勝負の花道/柔道」と19年8月発売のシングル「大丈夫/最上の船頭」のジャケット写真を比較しながら、観相家・顔研究家・顔面評論家である池袋絵意知氏に見解をお聞きした。
2018年の氷川きよしは「魔裟斗」似だった
まず、「勝負の花道/柔道」のジャケット写真の氷川について、池袋氏は「パッと見ただけで『イケメン』ですよね」と指摘したうえで、なぜイケメンに見えるか、その顔の特徴を教えてくれた。
「眉尻にかけて太くなる、りりしく上がった眉毛。引き締まった口。がっしり張ったエラ。高さ大きさ肉付きも立派で、付け根が太い鼻。そしてキリッとした目力……これらは、いわゆる“男性的”なパーツの特徴で、特に氷川さんの口は『責任感の強さ』、エラは『精神的にも肉体的にも強い』、鼻は『猛々しい』といった印象を人に与えます。今風イケメンではなく昔のイケメン、しかし、男くさすぎず、ちょうど良い具合で、誰が見ても『イケメン』と感じる顔なのではないでしょうか。『K-1』の魔裟斗選手に似ているなと感じました」
また、パーツの配置に関しては、一般的に「集中型」の求心顔だと 「カッコいい」、「拡散型」の遠心顔だと「かわいい」 という印象になると言い、氷川は前者に当てはまるそうだ。
「『集中型』は『神経質』『都会的』といった印象にもなります。この『勝負の花道/柔道』のジャケット写真は、一般的に知られている氷川さんの顔の中で、最も『男性っぽい』のではないかと感じますね」