関ジャニ∞、チケット本人確認めぐり「ナメてるの?」と怒り続出――高額転売が横行
11月6日の大阪松竹座を皮切りに、『関ジャニ∞ 47都道府県ツアー UPDATE』がスタートした。ホールクラスの会場で行うとあって、チケットの高額転売が横行している中で始まった公演初日は、入場時の“本人確認チェック”が手ぬるかったようで、ファンからは改善を求める声も上がっている。
関ジャニ∞が47都道府県を回るのは、『全国47都道府県 完全制覇!!関ジャニ∞ えっ!ホンマ!?ビックリ!!TOUR 2007』以来、12年ぶり2度目。9月末をもって錦戸が脱退し、5人体制初となるツアーは、彼らの原点である大阪松竹座で開幕した。そんな中、初日の入場に関して、現場にいるファンが状況をTwitter上にレポート。今や、ジャニーズのコンサートではドーム公演でもチケットの名義人が本人か検査するケースもあるが、松竹座は受付に必要なQRコードを提示後、すんなり会場内に入ることができたとか。
「本人確認は入場口ではなく、客席でランダムに実施していたとか。もちろん、名義人本人ならば、発行されたチケット、ファンクラブの会員証、写真付き身分証明書などを見せればすぐに終わるでしょう。しかし、ファンの書き込みによれば、何人かは不正購入のチケットだったのか、係員に退場を促されていたそうです」(ジャニーズに詳しい記者)
ランダムに確認したとはいえ、1,000席あまりのキャパだけに、全員に確認を取るものと思っていた人も多かったのだろう。事態を知ったファンは「ランダムにやってるだけなら、すり抜ける人もいる。1,000人くらい本人確認できるでしょ」「客席で確認なら、ギリギリに着席したらスルーじゃない?」「入口で本人確認がないってわかったら、今後は転売増えるだろうね」と、コンサート事務局に対する不満が続出した。
一方、入場時に確認を取らないのは会場の立地が理由だったのではないかと予想する声も。入場時にQRコードや身分証明書を照合すれば、待機列が会場外あふれ、「通行の迷惑になる」とするものだ。こうした問題については、「開場時間をもっと早くして、1階のロビーで確認すればいい」という意見や、退場者による空席も問題だとして、「空いた分は当日券を出すってのはダメなの?」「空席を作らないために、空席待ちチケットの販売なんかも検討してください」と、今の手法を批判するコメントが目立った。
「47都道府県ツアーは、会場が小規模のため、ドームよりもステージと客席の距離が近いことも魅力の1つでしょう。一方で、ファンクラブのチケット代は8,700円のところ、ネット上のチケット売買サイトでは高額な商品が多数出回っています。サイトによってバラつきはあるものの、11月8日時点で10万円~50万円台が60件近くも販売されていました。初日のように本人確認が緩いのであれば、『一部しか取り締まりできず、高額取引はなくならない』と、ファンは怒りをあらわにしています」(同)
かたや、グループ及びジャニーズ事務所を離れたばかりの錦戸もソロアーティストとしての活動をスタートさせ、11月5日より『錦戸 亮 LIVE TOUR 2019 “NOMAD”』が始まったばかり。5日はZepp Fukuoka(福岡)、7日にZepp Nagoya(愛知)で開催したが、本人確認は関ジャニ∞と同じく、入場者全員を対象にしたわけではなかったという。
ファンのレポートを見てみると、「自分は提示を求められなかったけど、福岡入場の際に『本人確認はランダムで行うので身分証をご用意ください』ってアナウンスしてた」「私は早い番号で、本人確認しっかりあった。免許証を提出して、名前と顔をきちんと見られた」「前の友だちはスルーだったけど、私はQRコードを通したら『免許証見せて』と言われて見せた」「入場する場所が数カ所あって、一部の入口だけで本人確認してる感じ」「名古屋、3組前の人が入れず、別の場所に連れて行かれてた」とのこと。
福岡と愛知で対応に多少の違いはあるが、これら会場のキャパは1,500~1,800席規模。この状況を受け、関ジャニ∞ファンからは「錦戸亮だって小さいライブ会場だけどガチガチに本人確認してる」「錦戸よりキャパが少ないんだから絶対に本人確認できるはず」「亮ちゃんはできてるのに、関ジャニ∞が市民会館レベルで確認しないなら、マジで意味がわからない」「5人の再出発なのに、転売し放題。スタッフはナメてるの?」と、厳しい意見が相次いでいる。
関ジャニ∞の47都道府県ツアーは11月17日に宮崎で2公演目を迎え、来年4月末まで続く予定。今後は不正入場の対策強化に努めてほしいものだ。