コラム
女のための有名人深読み週報

宮迫博之と徳井義実の「足を引っ張らない」ために――後輩思いの明石家さんまが注意すべきこと

2019/10/31 21:00
仁科友里

 それでは次に、こういう叩かれた人が“復活”するには、どうしたらいいか。音楽プロデューサー・小室哲哉の不倫釈明会見に、その秘訣が隠されているように思う。

 妻であるKEIKOがくも膜下出血に倒れ、実家の大分で療養中、小室は看護師である女性との不倫を「文春」に撮られた。病身の妻がいるにもかかわらず、不倫。「いい思い」をしている、かつ「悪い」ことであるので、SNSは批判で盛り上がったが、小室は会見を開き、冒頭で騒動のけじめとして引退を発表する。それに加え、KEIKOの介護のつらさや、男性機能をなくしているので不貞行為はないとも説明した。ここで世論は一転し、「介護でつらい人が安らぎを求めて何が悪い」「ここまでプライバシーを明らかにされて、ひどい」といった意見や、「『文春』を廃刊にしろ」という過激派も現れたのである。

 SNSが炎上すると、炎上ネタの渦中の人物に「引退しろ」という意見が見られるが、これは必ずしも本当に引退してほしいと思っているわけではなく、「引退に匹敵してもおかしくないくらい、悪いことをした」と責める気持ちの表現として使われることもあるだろう。

 だから、小室のように先手を打って「引退します」と言われてしまうと、「何もそこまですることはないじゃないか」とSNSユーザーは慌てふためくし、マスコミも引退して一般人となった小室を厳しく追及できない。つまり、自分で自分を過剰に罰する姿を見せれば、SNSユーザーの意見は反転する可能性があると言えるだろう。

 もし、そうだとするならば、宮迫や徳井は「もういいよ」と言われる姿を大衆に見せないといけない。とりあえず、年単位で活動を休止し、YouTubeなどもやらず、ほとぼりを冷ますのが一番いいのではないか。活動をしないということは、ギャラも入ってこないのだから、「いい思い」ができないという意味で、わかりやすい禊になるはずである。それに、SNSで叩かれる人は移り変わるので、1年もすれば、みんな「あれ、あの人、何かしたっけ?」となる可能性は高まるはずだ。

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