チュート・徳井義実、巨額所得隠しは「確信犯」の声噴出――“租税回避地”への願望明らかに
自身の「所得隠し」と「申告漏れ」が発覚した件で、10月23日夜に記者会見を開いた、お笑い芸人のチュートリアル・徳井義実。問題の原因について「だらしなさ」を強調した徳井だが、「ネット上には批判の声が多く、“過去の発言”をめぐって不信感も書き込まれている」(芸能ライター)という。
「報道によると、徳井は所属事務所・吉本興業から支払われるギャラを、個人で設立した『株式会社チューリップ』を通して受け取っており、2012~15年には、私的な旅行や衣類品にかかった費用を“会社の経費”として計上していたものの、東京国税局から認められなかったこと。さらに、16~18年には収入の申告すら行っていなかったため、総額約1億2000万円の所得隠しと申告漏れを指摘されたようです」(同)
この報道が出る前に、徳井は納税と修正申告を済ませていたようだが、ネット上には不信の声が続出。業界内でも“芸能活動への影響”に注目が集まる中、徳井は会見を開いたが……。
「『私のだらしなさ、怠慢により、しっかりとした納税をすることができず、ちゃんと納めていらっしゃる国民の皆さまに多大なご迷惑、不快感を与えてしまった』という謝罪に始まり、その後も『本当にだらしない、ルーズなところがあって』『想像を絶するだらしなさ、ルーズさ』などと強調していた徳井。今後の活動については、『この仕事しかしていないので、続けさせていただきたい』としつつ、『お客さんがいないとできない』『使ってくださるテレビ局、スポンサーにも、もう必要ないとされたら仕方ない』とも語りました」(同)
これに対し、ネット上では「“だらしない”ってレベルの話か?」「3年間申告もしてないって、『ルーズだった』では済まされないでしょう……」「この仕事を続けたいと思ってるなら、最初からきちんとしておくべき」などと批判されている。
「一部では、徳井が以前から“租税回避地”に興味を示していたことがわかる発言も掘り起こされています。14年8月放送のラジオ番組『キョートリアル!コンニチ的チュートリアル』(KBS京都)で、徳井は海外への移住願望を明かしており、特にドバイへの関心が強いようでした。『東京よりも治安が良い』という理由のほか、『税金というものが一切ないのよ。消費税、法人税、所得税、何にもいらん』と魅力を熱弁。この発言を受け、ネット上では『ルーズだったとか言うわりに、こういう知識はあるんだ』『悪意なくやったことに見えたけど、もしかして確信犯?』『この発言を聞いちゃうと擁護できないなあ……』などと、疑念が生じています」(同)
ちなみに、各局のテレビ番組でも徳井の騒動を取り上げているが、出演者たちのコメントはさまざま。23日放送の『バラいろダンディ』(TOKYO MX)では、テリー伊藤が「納税なんて当たり前。冗談じゃない」と怒り、翌24日の『グッとラック!』(TBS系)では、立川志らくも「擁護のしようがない」「『ルーズだから』っていうのは、自分で言っちゃいけない」と厳しい意見を述べていた。
「一方、23日の『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)では、宮根誠司が会見前の徳井と電話したと明かし、『かばうわけじゃない』とした上で、『金チョロまかそうとか、そういうヤツじゃない』と訴えました。さらに、24日の『スッキリ』(同)では、同じ吉本所属の極楽とんぼ・加藤浩次が『ダメなんですけど、なんか計算されてないような気がする』と見解を述べ、『こういう擁護が入ると、ますます悪印象になる』『やっぱり芸能界は甘いよな』など、ネット上でバッシングされています」(同)
24日には、FNNが新たに「徳井は15年以前にも東京国税局から無申告を指摘されていた」と報じたが、これについても徳井からの説明はあるだろうか。