精子つき「プレイボーイ」を共演者に送るほど役作りしたジャレッド、キャスティング外れた映画『ジョーカー』妨害を画策した⁉︎
コメディアンを夢見る心優しい男が、バットマンの宿敵である“狂気あふれるピエロ”へと変貌を遂げる姿を描いた映画『ジョーカー』。アメコミ映画として初めてヴェネツィア国際映画祭の最高賞・金獅子賞を獲得し、注目を集めた本作品は、公開からわずか3週間で世界興行収入が7億3,750万ドル(約800億円)を記録。このまま10億ドル(約1,084億円)突破は間違いないとみらられている。
『ジョーカー』がこれほどまでの世界的大ヒットとなったのは、23kgも減量してアーサー・フレック/ジョーカー役に臨んだ、ホアキン・フェニックスの鬼気迫る演技が最大の要因だろう。2020年のアカデミー賞主演男優賞の最有力候補との呼び声も高く、シーザー・ロメロ、ジャック・ニコルソン、ヒース・レジャーら歴代ジョーカーを超えたとも称賛されている。
近年では『スーサイド・スクワッド』(16)でジャレッド・レトがジョーカーを演じたが、作品のファンからは大不評だった。彼の演じたジョーカーは全身タトゥーだらけで、スタイリッシュでセクシーという「ジョーカーらしくない」仕上がりとなっていたためだ。そんなことからネット上では、今回の『ジョーカー』にジャレッドがキャスティングされなかったことに安堵する意見が飛び交っている。
しかし、ジャレッド自身は、そうは思っていなかったようだ。『ジョーカー』の製作を知って激怒し、妨害をたくらんでいたことが報じられている。
米業界誌「ハリウッド・レポーター」は現地時間10月19日、情報筋の話として、「ワーナー・ブラザースがトッド・フィリップス監督、ホアキン・フェニックス主演で『ジョーカー』を製作するとジャレッドが知った時、彼は疎外されたと感じて憤慨した」「所属する大手事務所クリエイティブ・アーティスツ・エージェンシー(CAA)に対して、自分を担当している同社代理人がいかに無能かをぶちまけ、当時音楽活動をする上でマネジャーを務めていた重鎮アーヴィング・アゾフに、ワーナーの親会社の社長に電話してくれと頼んだ。トッドが監督する『ジョーカー』製作を阻止するために」と報じた。
情報筋いわく、ジャレッドはCAAがもっと早く映画の計画を教えてくれれば、自分が演じるジョーカーのほうがいかに素晴らしいかをワーナーに掛け合うことができたのに、と怒っていたそう。ジャレッドの代理人はトッドの代理人も務めていたのに情報を知らせなかったために怒りが増幅され、ジャレッドは今夏にCAAと決別。ライバル事務所のウィリアム・モリス・エンデヴァー(WME)と契約を結んでいる。
「ハリウッド・レポーター」は、この件について、ジャレッドの関係者は「そんなことを頼んでいない」と否定し、アーヴィングはノーコメント、ワーナー・ブラザースもコメントを拒否したと伝えている。しかし、ジャレッドが業界最大手であるCAAを離れたことから、ネット上では「恐らく事実」「あれだけ気合を入れてたのだから、しゃくにさわったのだろう」といった意見が多く上がっている。