ジャニーズ、Jr.のファンクラブ内容変更で「納得できない」「滝沢は金儲け主義」と波紋
ジャニーズJr.を応援する人たちのためのファンクラブ組織「ジャニーズジュニア情報局」。10月20日、会員サイトで閲覧できる動画コンテンツに関する変更点が更新されたところ、ファンから大ブーイングの嵐が巻き起こっている。
ジャニーズファミリークラブのHPによると、ジャニーズジュニア情報局の年会費は2,500円(+手数料140円)。会員特典はコンサート・舞台などのチケットや番組協力の申し込み、メール伝言板(メールマガジン)、会員限定動画の配信と記載されている。さらに、今年4月からは新企画のデジタル会報もスタート。中でもファンに人気の「会員限定動画」とは、クリスマスやお正月といった季節のイベントに関するメッセージをはじめ、公演が決まった際のタレントからの告知動画のこと。30分程度のコンサートのダイジェスト版映像もあり、DVD化されていない公演の一部分を視聴できるのだ。
しかし、そんなジャニーズジュニア情報局のサービスが大きく変わってしまうという。
「Jr.といえば、昨年3月よりYouTubeに『ジャニーズJr.チャンネル』が誕生し、今年3月からはJr.公式エンタメサイト・ISLAND TVが始動。こうした動画コンテンツの多様化に伴い、2020年1月1日からは一部のメッセージ動画を除いて、情報局における動画コンテンツの掲載内容を変更すると発表がありました。なんでも、ライブ映像は今年12月31日をもって視聴できなくなり、掲載開始から1年以上経過しているメッセージ動画も、年内いっぱいで消えてしまうとか。来年1月以降は、公演メッセージ動画が『公演千秋楽翌日まで』となり、出演情報に関する動画は『放送終了の翌日まで』の公開とのこと。これまでは、過去の映像もさかのぼって再生できましたが、メッセージ動画も基本的に短期間で削除する方針になるようです」(ジャニーズに詳しい記者)
一方、ISLAND TVはコンサートなどの楽屋や、舞台裏などをタレントたちが撮影しているもので、かつてのアナログだったジャニーズ事務所の体制を考えれば、かなり進化したサイトだ。また、公演によっては500円でコンサートの前半部分を生配信しており、8月8日の『ジャニーズJr. 8・8祭り ~東京ドームから始まる~』は初めて全編にわたって生配信を実施。前半のみ(開演~中盤MCまで)と後半のみ(中盤MC~終演まで)はそれぞれ880円で、全編フル配信は1,500円で販売していた。
「ISLAND TVや『Jr.チャンネル』が主流になる中で、情報局の動画は以前に比べて更新回数が減っていました。10月中旬時点では、舞台『DREAM BOYS』(7月9日アップ)出演者によるスペシャルメッセージが最新動画となっています。その前は、今年1月開催の『関西ジャニーズJr. LIVE 2019 Happy 2 year!! ~今年も関ジュとChu Year!!~』(2月22日アップ)のダイジェスト版で、春~夏にかけて行われたJr.コンサートの模様は、映像としてまとめられていないんです」(同)
それだけに、今回のアナウンスを受けてファンの間では「局動画を消されるのは、一生納得できない。消す意味ある?」「お金払っているのに特典はデジタル会報と番協・コンサートの申し込みだけって。しかもコンサートは倍率高すぎて当たらないし……」「もうなんのために年会費払うのかわからない。局動画が消えるなら、2,500円は高い」「事務所はバカなの? ISLAND TVのライブ配信より、情報局のダイジェスト動画の方が、いつでも見られるっていう面で需要がある」「なぜ無料で見れるYouTubeとISLAND TVに力を入れるの?」「ISLAND TVと情報局を連携させて、情報局会員の人しか見れない動画を配信するとか、もっと差をつけてほしい」と、不満の声が続出。
主にJr.のプロデュースを行う滝沢秀明副社長に向けて、「滝沢副社長、局動画をISLAND TVとかに残してほしい」「滝沢が役職就いてから、事務所はJr.ファンのことを金づるとかしか思ってないの?」「タッキーは金儲け主義なのか」と、怒りをぶつける人も少なくない。
「現段階では、昨年5月にデビューしたKing&PrinceメンバーのJr.時代の姿や、すでに退所したJr.が映り込んでいるもの、来年デビューするSixTONES&Snow Manの映像が情報局のサイトで配信されています。ライブ映像の掲載終了は、これらの映像整理を目的としているのかもしれませんが、ファンは『キンプリやスノスト消すならわかるけど、まだJr.の子たちは局動画消さなくてもよくない?』と、理解に苦しんでいます。また、割を食うのが関西Jr.のファンで、『関西Jr.はコンサートの生配信すらない。ISLAND TVも更新が少ない。「Jr.チャンネル」に関西Jr.は出てないし……』と、落胆しています。情報局の動画を何らかの形で残す、もしくはこれを上回る会員特典やサービスを提供しない限り、お金を払っているファンは納得できないのでしょう」(同)
事務所関係者はこうした非難の声を重く受け止め、ファンファーストを目指してほしいものだ。