HiHi Jets・井上が「猫」動画で活躍、Travis Japan・川島の発言にファン歓喜【ジャニーズJr.チャンネル週報】
ジャニーズ事務所が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チャンネル」。現在、Snow Man(水曜)Travis Japan(木曜)7 MEN 侍(金曜)美 少年(土曜)HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。そこで、「しょせんジャニオタ向け」と切り捨てるにはもったいない動画と、「ジャニオタでもしんどい」動画をジャニーズウォッチャー・中村チズ子が解説&ツッコミ! 今回は、10月10日~16日公開の動画を注目度順に紹介します!
HiHi Jets・井上、猫アレルギーでも体を張る姿に感動
13日の動画は「HiHi Jets【癒し猫】カメラ男子!谷根千で激写せよ」。井上瑞稀、猪狩蒼弥、高橋優斗の3人が「猫の街」として有名な都内の谷根千(谷中・根津・千駄木)を訪れたロケ企画で、雰囲気はユルいながらも20分の長編となっている。同エリアは「地域猫」(飼い主がおらず、地域住民が餌をあげて管理している猫)が多いといい、井上は「なんで今回、猫か……。わかりやすく数字が取れるらしいです。YouTube界では、『ドッキリ』『大食い』。そして『猫』らしいです」と、視聴者ウケが良い題材を狙ったとのこと。これに対して、2人は「数字のためにやるの!?」(猪狩)「新しい層を獲得していきたい」(井上)「なるほど。下心丸出しですね」(高橋)と、井上のやる気に困惑気味だった。
しかし、進行役の井上は「心配なことが1つありまして。谷中、猫いるのかなって、『谷中』ってパって(検索欄に文字を)打ったら、もう関連ワードに『谷中 猫いない』って……」と、不安を吐露。「猫がいなかったら、ただの何の動画? ってなっちゃう」(高橋)「自分たちのためにも頑張った方がいい」(井上)と口にしたが、実際にこの後の撮影は彼らが焦燥感に駆られるほどの危機的状況が待ち受けていた。
さっそく日暮里駅周辺を歩いてみると、井上は「寝る前にさ、猫の動画見る人とかいるじゃん。『癒やされたい』とか。私も最近、その一人なんですけど」と、近況を告白(グループにいろいろあっただけに癒やしを求めるのは当然)。ところが、そんな井上は企画に反して“猫アレルギー”持ちだそうで、「俺、なんで進行なんだろうと思うんだけどさ」と、ついつい本音をぶっちゃけた。そして今回は、ただ猫を眺めるのではなく、3人で猫の撮影対決を敢行。制限時間は1時間で、一眼レフカメラを使って写真を撮り、1匹で1ポイント、カメラ目線は2ポイント獲得となるルールだ。
別行動を始めた猪狩は「俺、猫飼ってるんですよ」と明かしつつ、裏道メインでリサーチ。捜索が難航すると、「やべぇ、やべぇ。これもう、勝負じゃなくて動画の心配だな。成立するのか」と、つぶやく場面もあった。その猪狩の言葉を受け、今年5月公開の「【試練】釣り堀でお蔵入り企画か!?」で、「きちんと動画として成立させるべき」「正直言ってあまり面白くない」などとコメント欄に批判コメントが殺到したを思い出してしまったのは、筆者だけだろうか。
かたや、駐車場に目をつけた井上も「まいったな。やっぱ関連ワードの『猫 いない』は本当だったのかな」と、ガックリ。同様に、高橋もなかなか見つけられず、地元の人に聞き込みをして墓地を探したが、空振り。今度は、親切な方に猫がいそうなスポットまで連れて行ってもらい、別の墓地でようやく1匹目を発見した。猪狩も「ねこ注意」の掲示と出くわした直後にお昼寝中の猫と遭遇。同行のスタッフに「シー」と音を立てぬように注意し、慎重にシャッターを切った。心優しい猪狩は「ありがとう、ごめんね」と、スヤスヤと眠る猫にお礼&謝罪。「目線は撮らないんですか?」(スタッフ)と聞かれ、「いや、起こすの可哀想でしょ」「寝てる感じが逆にまた(良い)。いやぁ~、良かった。1匹いたわ」と、安堵していた。
その頃、「ヤバい」「全然いない」と奔走する井上は“奥の手”を決断。「なんとか視聴者さんに癒やしの画を届けたい」「これはもう猫カフェに行くしか……」と、最終手段の「猫カフェ」を地図アプリで探し、撮影許可を得て入店したのだった。店内には子猫を含めて17匹がくつろいでおり、無我夢中で写真を撮り続けた井上。猫アレルギーのはずだが、「この子が超可愛い」と、抱っこをして猫カフェを満喫した。井上の現状を知らない猪狩は残り時間ギリギリでも諦めずに走り、高橋はセルフ鳴き声でおびき出す作戦に。それぞれ出会えたのは1匹のみで、あえなくタイムアップとなった。
エンディングの結果発表タイムでは、高橋の目線ありカットを確認した猪狩が「そういうことだったのか!」と、目線ありは高ポイントだと知りシャウト。「『目線はいいんですか?』って言われて。俺、聞いてないからさ、その目線2点とか。知らないから『いや、起こすの可哀想じゃないですか』とか言って、行っちゃったんだよ」と、言い訳した。さらに、途中で立ち寄った「ギャラリー猫町」にて激写した猫の置き物を捉えた1枚を「2匹目」とゴリ押ししたが、2人にダメ出しされて「じゃあ1(ポイント)だよ!」と、なぜか逆ギレ。この時点で猪狩の最下位が決定したのだった。
そして、井上の写真をチェックした2人は「どここれ?」(猪狩)「やってんな」(高橋)と疑惑の目を向け、本人が「猫カフェりました」と、自白。猪狩が「よくアレルギーで入って行ったよね」と驚くと、「目が痒くて痒くて……。それでも動画を盛り上げたかったんだよ!」と、熱を込めてアピールした(これは責められない……)。「ルールは破ってないですから。極論」との訴えに対し、猪狩は「ルールは守ったけど、マナーに反してる」と、ピシャリ。とはいえ、猫カフェでの貴重映像をカットするわけにもいかず、第1回のにゃんにゃん王は晴れて井上に決まった。
先述の釣り企画も、ヒットが出ずに退屈な時間が続いた点が「つまらない」と言われた要因。特に井上は、肝心の猫を見つけられないまま、ただただ3人が散歩している動画だと、視聴者に申し訳ないと感じたのだろう。筆者は猫アレルギーにもかかわらず、ある意味で身の危険を伴う猫カフェに突入した男気を評価したい。作間龍斗&橋本涼がスキャンダルで活動自粛中のHiHi Jetsだからこそ、3人も環境に甘えず、必死にもがく姿勢を忘れずにいてほしいものだ。メンバー&スタッフの目論見通りか、再生回数は18日時点で25万台と、順調に伸びている。