TBS『リンカーン芸人大運動会』、“渦中”の芸人多数出演で「反省してる?」「笑えない」の声
TBS系の人気特番『リンカーン芸人大運動会2019』が、10月16日に放送。毎秋恒例の番組とあって、楽しみにしていた視聴者も多かったようだが、「今回は一部芸人の“背景”が、ネット上で波紋を広げていた」(芸能ライター)という。
「2005~13年に放送されていたバラエティ番組『リンカーン』ですが、14年からは秋の特番として『リンカーン芸人大運動会』を放送。番組の中心となるのは、レギュラー放送時代からの出演者であるダウンタウン、さまぁ~ず、キャイ~ン、雨上がり決死隊で、そのほかに毎年さまざまな芸人が参加します。しかし、今年6月に“闇営業問題”が発覚した雨上がり決死隊・宮迫博之は、事実上の活動休止状態となっているため、今回の番組にも不参加でした」(同)
そんな中、出演者にEXIT・兼近大樹がいたことに、“違和感”を抱くネットユーザーは少なくなかったよう。
「EXITは“パリピ”なノリが人気の若手コンビですが、9月発売の『週刊文春』(文藝春秋)によって、兼近が“売春あっせん”で逮捕されていた過去が明らかに。所属事務所の吉本興業は、『芸能活動を開始する前の未成年の時点におけるもの』という理由で、報道した『文春』へ抗議。ネット上のファンからも、兼近を擁護する声が寄せられていました。兼近本人もまた、逮捕歴を認めた上で前向きに活動しており、今回は番組内で“前科ネタ”を披露し、笑いを取る場面も。しかし、一部ネット上では『犯罪をネタにするな!』『先輩芸人からイジられるならまだしも、兼近が自ら笑いにするのはおかしい』『本当に反省してんの?』といった批判が出ていました」(同)
また、「前科持ちの兼近が出られるのに、宮迫が出られないのはなぜ?」「吉本のコンプライアンスって意味不明」という書き込みも。一方で、FUJIWARA・藤本敏史の出演にもネガティブな声が寄せられていた。
「藤本本人が何かしたわけではないのですが、妻でタレントの木下優樹菜は現在、都内のタピオカドリンク店に対する“恫喝疑惑”が浮上しており、ネット上で猛バッシングを浴びています。これまで、藤本と木下は夫婦でのメディア出演が多かっただけに、『藤本を見ると木下がチラついて笑えない』『藤本は悪くないけど、イメージとしては最悪だよね』『“セット売り”の弊害が出てる』などと言われていました」(同)
さらに今回、女性芸人への“クレーム”も散見された。
「女性芸人が騎馬戦のメンバーを選ぶシーンで、ガンバレルーヤ・よしこが男性芸人の首に、尼神インター・誠子は男性芸人の腕に跨り、肌の感覚を確かめる場面がありました。これには『さすがにキモい!』『やりすぎだし、男女どちらに対してもセクハラ』との声が噴出。実は昨年も同番組内で似たような流れがあり、同じく批判が寄せられていたため、『この光景って去年も見たけど、番組側の指示?』『TBSはこういうのがウケると思ってんのか?』と、制作側やテレビ局に疑問を呈する声もあります」(同)
コンプライアンスやハラスメント問題に対し、世間の声も年々厳しくなっているだけに、番組もアップデートが必要なのかもしれない。