『ニッポンノワール』初回7.8%の辛酸! 「『3年A組』の半年後」設定に「いらない」と拒否反応も
賀来賢人が主演を務める連続ドラマ『ニッポンノワールー刑事Yの反乱ー』(日本テレビ系)の初回が10月13日に放送され、平均視聴率7.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同じ)と、低空スタートを切ったことがわかった。同作は、1月期に放送され、最高視聴率15.4%を記録した人気ドラマ『3年A組‐今から皆さんは、人質です‐』の半年後という設定となっているが、これについてネット上では「こんな設定いらない」と不満の声が上がっている。
『ニッポンノワール』は、「警視庁のガン」と呼ばれている主人公の刑事・遊佐清春(賀来)が、ある日、山小屋で目覚め、隣に上司の刑事・碓氷薫(広末涼子)の遺体を発見するところから始まる。警察では「殺人事件」として捜査が始まったが、どうやら未解決の「十億円強奪事件」とのつながりがあるとみられ、遊佐は全ての人間に疑心暗鬼になりながらも、2つの事件の真相に追っていく。
「日本テレビ系『日曜午後10時30分』のドラマ枠は、2015年4月期に新設され、賀来が主演を務めた『今日から俺は!!』(2018年10月期)以降、『3年A組‐今から皆さんは、人質です‐』(19年1月期)、『あなたの番です』(19年4月・9月期)とヒット作を連発しています。さらに、今作品は『3年A組』と同様に武藤将吾氏が脚本を手掛け、同ドラマの半年後の世界が描かれるとして、放送以前から話題になっていました」(芸能ライター)
初回では、遊佐が偽装工作を依頼する相手として、『3年A組』の半グレ集団「ベルムズ」リーダー・喜志正臣(栄信)が登場。さらに、同作で、椎名桔平演じる刑事の後輩として出演していた刑事・宮城遼一(細田善彦)も、遊佐の同期として再登場した。
「劇中で、喜志が遊佐に頼まれフェイク動画を作成するのですが、これはまさに『3年A組』のエピソードとつながるシーンでした。しかし、ネットユーザーからは『このつながりってなんか意味ある?』『「3年A組」見てないと楽しめないようなのはつまらないし、いらない』『話題になるのを狙ってたんだろうけど、なんか違うよね』と不評の声が飛び交うことに。一部の視聴者をのぞき、そもそも『3年A組』から半年後の世界を描いているということすら気づいていない人も多かったようです」(同)
また、『3年A組』や『あなたの番です』は最終回後、動画配信サイト「Hulu」でオリジナルストーリーを配信したのだが、「テレビで完結させてほしい」「Huluへの誘導させるのはやめてほしい」といった声が噴出。『ニッポンノワール』も「同様の筋道をたどるのではないか」と危惧する人も少なくないようだ。
「今では珍しくなくなった手法ですが、まだまだ視聴者の支持を得られていない様子。『どうせ結局最後にはHuluに誘導させるんでしょ。なら見ない方がマシ』など、最初から『見ない』と選択する視聴者もいるようです」(同)
今回は、視聴者が満足できる最終回になることを祈るばかりだが……。