嵐、YouTube進出にマスコミ驚愕! 関係者が語る「今では考えられない」ジャニーズのウェブNG体質
嵐が公式YouTubeチャンネル開設、またサブスクリプション型(定額制)音楽ストリーミングサービスに音源を解禁し、ファンが歓喜している。一方、マスコミ関係者は、一昔前までは、ウェブに対して“完全決別”を示していたジャニーズ事務所が新たな試みに乗り出したとあって、「時代は変わった」「信じられない」と、大いに驚いているようだ。
長年、タレントの写真をウェブ上やニュースサイトに使用することをNGとしていたジャニーズ。しかし昨年1月、記者会見、囲み取材、舞台あいさつなどに登壇した際の写真に限り、枚数などの制限付きではあるものの、使用を解禁した。
「以前は、イベントや会見終了後のフォトセッションの際、『テレビ、新聞、雑誌用』『ウェブ用』で、2パターンの撮影が行われていました。前者はジャニーズタレントが“いる”パターン、後者は“いない”パターン。ウェブ媒体のカメラマンが撮影しているとき、その他媒体のカメラマンはずっと苦笑していましたね」(ウェブサイト編集者)
撮影時の“2パターン制”が設けられる前は、「さらなる労力を強いられていた」と、ウェブサイト編集者は言う。
「複数人のタレントが登壇するイベントのフォトセッション時、センターにジャニーズタレントが立ってしまうと、写真使用がとても大変でした。具体的に言うと、主催者の要請などで、使用できる写真が一点だけの場合、センターのジャニーズタレントを写さないようにすると、その右側にいる人物か、左側にいる人物、どちらかしか使えない、といった問題が生じるんですよ。同業者やジャニーズファンであれば『お察し』してくれるかもしれませんが、何も知らずに見ると相当不自然なだけに、各社とも頭を抱えていたものです」(同)
また、現在ではほぼ解禁されているものの、かつてはドラマの公式サイトにも、ジャニーズタレントの写真は使用できない状況だった。
「ほかの共演者は全員写真が掲載されているのに、ジャニーズタレントの写真だけない、もしくは、“加工”が施されているというケース。また、キャスト紹介やあらすじのページで、ジャニーズタレントの写真だけが、黒塗りになっているという、今では考えられないような異様な措置が取られていた時期もありましたね」(テレビ局関係者)
当時のジャニーズは「これが当たり前で、ほかの事務所の対応が間違っている」という見解を持っていたとされる。
「『肖像権管理がなされていないウェブ上に、簡単に写真を載せる方が異常』といった価値観だったようですが、ざっくり言えば『インターネットに対する拒否感』が、根底にあったことは想像に難くありません。そこに時代の移り変わりや、経営陣の交代なども重なって、ここ数年は解禁の流れが強まっています」(同)
事務所を支えるトップグループの「You Tubeデビュー」だけに、今後もジャニーズサイドのWebサービスに対する積極性は、増していくこととなりそうだ。