コラム
女のための有名人深読み週報

道端アンジェリカ、夫の逮捕報道を通して見えてきた「実はカネに執着ナシ」の一面

2019/10/10 21:00
仁科友里

  例えば、西川は結局、年収4000万でない男性と結婚したが、離婚。結婚していた頃から『サンデー・ジャポン』(TBS系)でけんかや夫の家出の話をするなど、不仲は周知の事実だった。離婚後は激やせが話題になるなど、「メンタルやや不安定」なキャラとして見られるようになった。

  なぜ西川が年収4000万の男性と「結婚できなかったか」と言えば、テレビ出演が仇になったのではないか。年収4000万の男性と言えば、代々お金持ちの名門家庭のお坊ちゃんが思い浮かぶ。名門家庭というのは、かなり保守的で、芸能界など人前に出る仕事をする女性を嫌がることもあると聞く(一発当てた時代の寵児的な男性も、年収4000万に当てはまるが、確かに彼らは常識や既成概念にこだわらないものの、保守的な家庭に育ち、人に頭を下げられ慣れたセンセイである西川とは、文化的に相入れない部分もあるだろう)。

  駆け出しのタレントが、テレビに出るためにはキャラが必要である。西川はテレビに求められるまま「年収4000万でないと結婚しない」キャラとなり、タレントとしてのポジションと引き換えに、年収4000万の男性を遠ざけたのではないだろうか。

 そんな西川は、離婚直後にも『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)で「年齢は80歳まで。年収3000万以上か資産家」と再婚相手の募集をかけていた。番組司会のとんねるず・石橋貴明が軽く引いていたように私は感じ、またネットでも「まだ年収にこだわっている」と叩かれていたものだ。ここでも西川は、求められるキャラを貫き通していたとも思えるが、好感度を意識しだしたのか、最近は男性の年収の話はほとんどしない。

 が、恋愛はしていたようだ。9月24日の自身のインスタグラムで「昨日失恋をしました」「私が良いと思ってた人、 みんながクソみそに罵ってくれました!」と発表。10月6日放送の『サンデー・ジャポン』で、その詳細について話していた。西川いわく、相手の男性とは「何年か交際していた」「指輪まで見に行った」「ハリー・ウィンストンに担当の人までいた」仲で、「会社にも報告していた」そうだから、ある程度結婚を見据えて交際していたのだろう。

 最終的にうまくいかないのは縁がなかったということだから、早くわかってよかったと思うべきだろうが、その一方で、ほかのタレントとは異なり、結婚、再婚を通して条件にカネをあげた西川の再婚が遠のいているのは、そうすることにより、カネのあるオトコ、もしくは結婚が逃げていくという“呪い”にかかっているのではないかと思わずにいられない。

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