サイゾーウーマン芸能お笑い芸人Aマッソの差別騒動が表すお笑い界の異常さ 芸能 お笑い業界は中も外もひどいね Aマッソ“差別発言”、お笑い業界の「深刻な問題」――太田光&AERAの“擁護”も炎上 2019/10/05 10:00 大越一郎 芸能ウラ情報お笑い芸人 Aマッソ公式プロフィールより お笑いコンビ、Aマッソがイベントの中で、テニス選手・大坂なおみに必要なものは「漂白剤を」と発言したことで起こった騒動は、ネットの炎上だけにとどまらなかった。イギリスの大手メディアBBCも報じたことから、海外にも広く伝わった。 この騒動を「起こるべくして起きた」という意見がある。つまり、闇営業問題と同じくお笑い業界の構造が原因という声が、メディアやお笑い関係者から聞こえてくるのだ。なぜ、彼女たちはこのような不祥事を起こしたのか。 バラエティ番組で長年仕事をしてきた中堅の放送作家が言う。 「何が問題かというと、Aマッソに芸がない点です。『漂白剤』という返しは、大喜利にもなってない。だから単なる差別発言になっちゃったんです。芸人ならば、客が思いもつかないようなことを言って笑わせるべきでしょう。結局、女芸人は“容姿ネタ”だけで笑いが取れる土壌があるから、こういう事件は起きたんですよ」 女性の容姿をあれこれ言うのは、男芸人ではやりにくい。だが、女芸人が言う分には視聴者に受け入れられる場合もあるだろう。つまり、そこには、女芸人への「甘やかし」の構造があったということだろうか。 「女性コンビが少ない中、Aマッソは『M-1』で準決勝に2回進出しており、『女にしては実力がある』とテレビにも出られてきました。男性コンビなら準決勝に出ただけでは、さほど注目されませんよ。かつ、男性ファンやサブカル界隈のオジサン、一部のオジサン芸人や関係者たちからは『女芸人にしてはかわいい』といわれていて、アイドル扱いされてるように見えました。加納(愛子)さんは普段から尖ってるんですが、その態度に『生意気な女の子っていいよね』と萌えてるオジサンたちがいます」(同放送作家) また、事務所側の問題を指摘する声もある。報道関係者は言う。 「闇営業問題で謹慎になったザブングルとAマッソは、同じマネジャーなんです。優しい印象の人なので、タレントに指導することができていなかったのではと思いました。今年の『M-1』にAマッソが出ないことが話題になっていましたが、本人たちの意向はともかく事務所からのプレッシャーでやむなく出場する芸人も多いんです。そんな中、Aマッソが出場しないのは、事務所のコントロールが利かなくなっているようにも思えます」 次のページ Aマッソを擁護する声が起きるワケ 12次のページ Yahoo この芸人を見よ! 2 / ラリー遠田 関連記事 Aマッソ、「5年前」にアンガ・田中から“忠告”受けた? 「ファミリー客前にド下ネタ」の過去『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』レビュー:差別の応酬を乗り越え、多様性を成熟させる「元・底辺中学校」生徒の奮闘記「ブッサイクな男」「顔までブスなんだよ!」容姿差別ツイートで炎上した有名人3人米グルーポン、黒人差別表現を堂々と載せて大炎上! 「要するにみんなアホ」と全米があきれ気味差別的なギャグ多数でも、エミー賞に最多ノミネートされた『30 Rock』