ジャニーズJr.・Snow Man、「嵐さん以上に」発言が波紋――デビュー間近も“アンチ”増加か
2020年のCDデビューが決まっている9人組ジャニーズJr.内ユニット・Snow Man。10月1日発売の「週刊朝日」(朝日新聞出版)のインタビューで、事務所の大先輩である嵐の名前を挙げた一部の発言が、ジャニーズファンの間で顰しゅくを買っているという。
騒ぎの発端は、9月30日に朝日新聞出版のTwitterアカウントが週刊誌「週刊朝日」を宣伝したこと。「『嵐さん以上の国民的グループになる!』などと明かすインタビューも必読です」と紹介し、同社のニュースサイト「AERA dot.」にも「『嵐さん以上の国民的アイドルになります!』(向井康二)」と書かれていたため、コメントが各方面に広まった。
これを受け、ネット上では「嵐さん以上」の言葉に違和感を抱いた人たちから「軽々しく『嵐以上』って言わないでほしい」「せめて『嵐みたいに』と言って。敬意もなにも感じられない」「嵐だって簡単に国民的アイドルになったわけじゃないのに、『以上に』なんて無理な話」「もし『嵐さんのような……』っていう発言であれば、嵐ファンが傷付くこともない」「彼らの辞書には謙虚という言葉はないの? 『嵐以上』って何?」といった不満の声が上がっている。
また、Snow Manファンの中からも「『嵐以上』とか恥ずかしいからやめて……って思ったら、案の定、向井か」「6人の時はSnow Manだからこそのパフォーマンスがかっこよかったのに、嵐超えを目指すなんて世界一ダサい」「もうそろそろ新メンバー全員の口にチャックして」と、手厳しい意見が出ていた。
「Snow Manは今年1月に向井、目黒蓮、ラウールが加入して9人体制に。しかし、オリジナルメンバーの6人(深澤辰哉・佐久間大介・渡辺翔太・宮舘涼太・岩本照・阿部亮平)を応援していたファンの中には、この体制に疑問を持っている人も少なくありません。今回の向井の発言に目くじらを立てているのも、9人体制を歓迎してない古参ファンのようですね」(ジャニーズに詳しい記者)
実際に「週刊朝日」を読むと、向井の発言には続きがある。「これからの目標は」との質問に対し、阿部が「僕は尊敬する先輩が櫻井(翔)君なので、情報番組に携わりたいです」と語り、向井は「嵐さん以上の国民的アイドルにSnow Manがなります! そのぐらいの目標でやらせていただきます」と決意を表明。これに続き、佐久間大介が「そう! 目標は、嵐さんのような国民的アイドルになること。全世代に愛されたいです」などと、夢を掲げている。
「『そのぐらいの目標で』『目標は、嵐さんのような国民的アイドル』という向井や佐久間の続きの言葉まで目を通すと、嵐をリスペクトしているからこそのコメントだとわかります。今回は、雑誌サイドが発言を切り取ってPRしたことで、インタビュー全体を読んでいないジャニーズファンが向井らに噛み付いてしまったのでしょう」(ジャニーズに詳しい記者)
非難の声とは逆に、「康二の発言のどこが嵐下げなの?」「実際のインタビューを読んだらスゴく謙虚で、上を目指す姿がかっこよかった」といった擁護や、「『嵐さん以上の国民的アイドルにSnow Manがなります!』って言い切ってるところが好き。かなり頼もしいし、楽しみ」と、好意的に受け止めているファンも。嵐ファン、長年のSnow Manファンが過剰に反応してしまったものの、向井にとっては悪気があったわけではないだろう。
一方、Snow Manメンバーに関しては、先日も生放送のラジオ番組『らじらー!サタデー』(NHKラジオ第1、9月28日放送)でのトークが物議を醸したばかりだ。同番組の土曜午後10時台は、SixTONES、Snow Man、Travis Japanが週替りでパーソナリティを担当。翌週に登場するメンバーに指令を出すコーナーがあり、この日は前週に出演したSixTONES・ジェシー&松村北斗からの“ムチャ振り”にSnow Man・深澤&目黒が応えることに。その内容は、深澤が「電話」で、目黒には「コタツ」の一発芸をそれぞれやってほしいというものだったが、「僕たち一発芸やるっていうのは聞いてた。結構、2時間ぐらいかけて僕たち2人で用意してきちゃって」(目黒)と、具体的なお題があるとは知らず、ネタを考えてきてしまったと告白。
すると、「ここであんま言いたくないんだけど、俺ってジェシーと北斗より、先輩じゃん?」「だからちょっとそっち(自分たちで考えたネタで)いこうかなと思ってるんだよ」と、切り出した深澤。目黒が「僕、めちゃめちゃ後輩ですけどね」と遠慮気味に言うと、深澤は「俺がいるから」と、豪語。オンエアーの28日は、Snow ManとSixTONESが共演していた舞台『少年たち To be!』の千秋楽だったため、劇中に出てくるラップの歌詞をアレンジしたものを自分たちのネタとして披露した。
冗談交じりに先輩風を吹かせている口ぶりだったとはいえ、深澤が指令をスルーしたことがリスナーの怒りを買ったのだろう。「指令無視はさすがにドン引き。しかも、理由が『俺の方が先輩だから』って」「目黒も自分が先輩だと勘違いしてるの?」「先輩なら、今までちゃんとリレー企画をつなげてきた後輩たちの気持ちを踏みにじるな」「そんなにやりたくないなら、もう『らじらー』クビでいいんじゃない?」と、主にSixTONES&Travis Japanファンが激怒してしまったのだ。
「もともと、Snow Manはジャニーズ事務所の滝沢秀明副社長が可愛がっていたグループで、SixTONESとの同時CDデビューは、滝沢副社長が『Snow Manに肩入れしているから』と、穿った見方をする人も。増員後、Snow Manのメディア露出が一気に増えた点も、ほかのJr.ファンは快く思っていないようで、アンチが増えています。また、向井は関西出身とあって、自ら積極的にボケたりと、発言する機会が多いメンバー。Snow Manに入って以降は、関西特有のノリとは違う“関東の笑い”に慣れず、MCで浮いてしまう場面もあり、苦労しているようです」(前出・ジャニーズに詳しい記者)
5月に行われたコンサート『ジャニーズIsLAND Festival』にて、目黒や岩本が個人で登場している雑誌の掲載情報について宣伝した際は、向井が「ふっかさんもいけますよ。ゲイ雑誌の連載」と深澤をイジり、大きな騒ぎに。ネット上では「ゲイ雑誌発言は人として最低すぎる」「LGBTの問題もバカにしてると思うし、軽々しくおふざけにゲイとか使うな」と、猛バッシングが飛び交っていた。これ以上、アンチを増やさぬよう、慎重な発言を心がけるべきかもしれない。