ジャニーズWEST、W杯バレーの副音声&インタビューが「好感持てる」「うれしい」と好評
9月14日に開幕した『FIVBワールドカップバレーボール2019』(フジテレビ系)の大会スペシャルサポーターを務めているジャニーズWEST。1995年のV6をはじめ、嵐、NEWS、Hey!Say!JUMP、Sexy Zoneが新人時代に同大会を担当してきた。ジャニーズが出演することに対しては嫌悪感を抱く視聴者も少なくないが、今年のジャニーズWESTはバレーファンや、関係者からも評判のようだ。
「フジの『ワールドカップバレー』のサポーターに選ばれたグループは“バレーデビュー組”と呼ばれ、ジャニーズファンにとっても関心の高い一大イベントです。2015年もSexy Zoneの中島健人、佐藤勝利、菊池風磨がスペシャルナビゲーターとして参加したため、新人の輩出はSexy Zoneでストップしています。一方、かつてはコート上でジャニーズグループが歌やダンスで会場を盛り上げるという恒例の流れが盛んに行われていました。しかし、会場に駆けつけたジャニーズファンの中には、パフォーマンスが終わった直後に帰る、または試合中に名前入り団扇を掲げる……といったマナー違反者が悪目立ちしていたとか。それだけに、『ワールドカップバレー』とジャニーズの組み合わせに批判的なバレーファンも少なくなかったんです」(ジャニーズに詳しい記者)
今回、ジャニーズWESTの抜てきが発表された時も、ネットユーザーの間では「いい加減にジャニーズとセットはやめて。バレーがわかるタレントにサポーターしてほしい」「バレーとジャニーズは関係ないじゃん。もう少しまともに話せる人にして」「バレーの大会って、ジャニーズファンがいるからかギャーギャーうるさくて恥ずかしい。海外のチームにも迷惑だと思う」といった辛口コメントが続出していた。
そんな中、始まった『ワールドカップバレーボール2019』。地上波の放送は「LIVE!バレチャンWEST」と題し、副音声でジャニーズWESTメンバーが生実況にもチャレンジ。これについて視聴者からは、「正直、あんまりジャニーズ好きじゃないけど、ジャニーズWESTの副音声はポジティブで面白いし、好感持てる」「ジャニーズの副音声がなかったら、相手チームの強さにお通夜状態だった。今までちょっと邪魔だなとか思ってたけど、ジャニーズありがとう」「ジャニーズWESTの副音声、とてもいいと思う。解説もあるし、雑談も入れてて聞きやすい」と好意的な声も上がっている。
「一時的に廃止されていたコート上でのパフォーマンスは、15年のSexy Zoneで復活し、今年のジャニーズWESTも大会テーマソング「Big Shot!!」を歌唱しています。開幕直後、会場にはジャニーズコンサートでお馴染みの派手な手作りうちわを持参したファンの姿があったそうで、テレビにも映ってしまったんです。これには、ジャニーズWESTファンですら『うちわ持って行くなよ』『頑張ってる選手や、全力で応援してるWESTに失礼』と、激怒。ただ、『私の周りでは、WESTファンっぽい方もバレーファンに同化してスティックバルーンで応援してた! みんなマナー良かったと思う』『選手が来てからは誰もうちわ出してない。むしろバルーン持って楽しく応援してた』という声もあり、実際はさほどマナーに反した行為は目撃されていないようです」(同)
例年通り、バレー×ジャニーズのコラボには一部でネガティブな意見が噴出していたものの、始まってみればバレーファンにも受け入れられている様子のジャニーズWEST。9月19日は日本vs中国戦がオンエアーされ、中間淳太は中継後に生放送のラジオ『ジャニーズWEST 桐山照史・中間淳太のレコメン!』(文化放送)のスタジオに移動した。
バレーの番組を見たリスナーから「淳太くんが中国の選手にインタビューしてましたが、何を聞いてたんですか?」と質問が寄せられると、中間は「シュ・テイ選手、インタビューね、英語じゃなかなか答えてくれないんですよ。『中国語やったらいけんちゃうかな?』って言って、行ったらマジでいけて」と報告。中間といえば、台湾人の父と日本人の母を持つハーフで、英語と中国語を習得しているだけに、自身のスキルを生かした取材を思い立ったとか。桐山が「スゲーな」と称えると、
「『日本の選手どう思いますか?』とか、『誰に注目してますか?』っていうの聞きましたね。スゴいね、しっかりと優しい方で。『日本、全員ホントにレベル高くてオールマイティーにできてるんで、スゴいいい試合になると思います』とか。なんかね、日本の選手だけじゃなくて、やっぱ海外の選手もね、温かいよ」
と、快く対応してくれたシュ・テイ選手に感謝。あらためて、『レコメン!』パーソナリティのオテンキ・のりが「チャレンジ精神がスゴいよね。中国語だったらいけるんじゃないか、っていう……」と中間の姿勢を褒めた時には、「スタッフさんが一番ビックリしてた! 『いけた!』って。無理やったら、(中国の郎平)監督に行こうと思ってたからね」と、自身よりも番組スタッフの方が衝撃を受けていたことを明かした。
また、バレーを観戦したリスナーからお便りが届くと、のりは「スゴくない? (WESTの)メンバーがいることによってね、いろんな人が注目して見てくれる」と、WEST効果で『ワールドカップ』に興味を持つようになった人も多いのではないかと指摘。桐山は元バレーボール日本代表選手の大林素子や栗原恵に「バレーに興味持ってくれて、逆にうれしい」と言われた場面を振り返り、
「逆に言ったら、俺らは“お邪魔させてもらってる”と思ってるからさ。“すいませんね”っていう気持ちで行ってるけど。『いや、そうじゃなくて、WESTの子が来てくれて、WESTのファンの人も一緒にバレーを応援してくれてる、この姿勢がうれしい!』ってめっちゃ言ってくれるからさ。なんかもう、ありがたいよね」
と、感慨深げに語った。続けて、中間は「あと、この僕たちの曲(『Big Shot!!』)をね、海外の選手が歌ったりとかしてるの。口ずさんで。ロシアの選手が『Big Shot!!』って言ったりとか。あと今、日本の女子の円陣の最後、『Big Shot!!』になってたりすんねん」と、しみじみ。こうして自分たちの楽曲がバレー界に浸透している状況に対し、中間&桐山は「うれしい」と、喜んでいたのだった。
フジ系では男子日本代表の最終戦(10月15日)まで生中継を実施する。WESTメンバー、ファンが力を合わせ、最後まで選手に声援を送り続けてほしいものだ。