ジャスティン・ビーバーが、自殺願望やハードドラッグの使用などの“若くしてスターになった人ゆえの闇”を激白!
13歳の時に、YouTubeに投稿していたパフォーマンス動画がのちのマネジャーとなるスクーター・ブラウンの目に留まり、とんとん拍子にレコード会社と契約したジャスティン・ビーバー。15歳でデビューするやいなや、すぐさま世界的スーパースターとなった。しかし、徐々に私生活が荒れていき、奇行やアルコール/薬物絡みのトラブルを起こして、世間に白い目で見られるように。女性関係も派手になり、「最愛の人」といわれていた歌手のセレーナ・ゴメスとは破局と復縁を繰り返し、ますます精神的に不安定になっていった。
もともと敬虔なクリスチャンだったジャスティンだが、セレブに絶大な人気を誇るヒルソング教会に通い始めてから徐々に落ち着きを取り戻す。昨年には、ジャスティンと同じように信仰心の厚いモデル、ヘイリー・ボールドウィンと電撃結婚。ジャスティンのうつ病治療のために何度も延期となっていた結婚式だが、状態が安定したこともあり、この9月中に行われると報じられている。
まだ25歳ながらも激動の人生を歩んできたジャスティンが、2日、「読んでくれる時間があるといいな。心を込めて書いたから」というメッセージを添え、インスタグラムにその半生を振り返った長文を投稿した。
文章は「自分の人生、過去、仕事、責任、感情、家族、お金、人間関係に打ちのめされ、精神的に参っている時、前向きな気持ちでベッドから起き上がることが、どれだけ大変か」という嘆きから始まり、「次から次へとトラブルが起きるような感覚に襲われて」「“失望に次ぐ失望”を感じ続けるサイクル」に陥ったという日々を回想。「時には、もうこれ以上、生きるのは嫌だと思うところまで行っちゃうんだよね」と自殺願望があったことを明かした。そして、「みんなが知っている通り、僕にはたくさんのお金がある。服も車も、栄誉も業績もあるし、賞だって獲得した。でも満たされていなかった」と、当時の心境を明かした。
「子どもの時にスターになった人たちがどのような人生を送ったのか、その成れの果てがどんなものか、気に留めたことはない? まだ十分に発達してない子どもの脳、感情、(行動の選択を行う)前頭葉に、狂気的なプレッシャーや責任を押し付けられるんだよ」と、スターが味わう“深い闇”について淡々とつづる。
続けて、「(レコード会社と契約した後の)たった2年の間に、僕はウルトラ級の成功を収めた。僕の世界はひっくり返ったよ。小さな町で育った13歳の少年が、あらゆるところで称賛されるようになって。世界中の何百万という人たちから、どれだけ愛しているか、どれだけ素晴らしいかと褒められるようになったんだ」と、10代前半で人生が激変したことを振り返った。
周囲の人が自分のためになんでもやってくれるため、「僕は、責任とは何なのかという基本的なことを学べなかった。18歳になった僕が、現実世界で生きるスキルはゼロ。でも何百万ドルも持っていて、欲しいものはなんだって手に入れることができた。これって本当に怖いことなんだよ」「20歳になり、僕は思いつく限りの悪事をやりまくった。世界で最も愛され、憧れられていた人物だったのに、世界一の笑い者になり、批判される、嫌われ者になったんだ!」と、ちやほやされる世界的スターの非日常的な環境が、自分をダメにしたのだと分析した。