コラム
“噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第473回】

山口達也、“公園で5時間”直撃インタビューに表れていた「矛盾」

2019/09/03 21:00
神林広恵

 日本は本当に頭のかたい国なんだな、と改めて実感したのが、「女性セブン」の向井亜紀記事だ。周知のように向井亜紀・高田延彦夫妻がアメリカで代理母により双子を授かった。しかし日本では子どもを「実子」として出生届を出そうとした高田夫妻に対して、法律解釈から受理されず、「実子でなく養子」扱いにしようとした。その後、法務省と間での激しいやりとりの末、最高裁まで闘ったが実子としての出生届けは受理されず、結局、特別養子縁組をするに至っている。その闘いがどれほど大変だったかは、これまでの向井のインタビューや著書に詳しいが、しかし一方で今回すごいと思ったのが、高田夫妻と子どもたち、そしてアメリカの代理母との関係だ。

 「セブン」記事によると、高田家では代理出産について、子どもたちが幼いころから伝え、その後も代理出産について話し合うこともあるという。そしてリビングにはアメリカの代理母の写真が飾ってある。これ、なかなかできないよね。向井・高田夫妻の人柄、覚悟が現れているし、島国根性の日本では稀有なことだと思う。そんな腹の据わった夫妻に育てられた双子は、中学3年の途中からアメリカへ留学。そして、そして、向井本人の口からこんなコメントが。

「(今も代理母とは)会っていますし、(高校の)卒業式には来てくれると言っています」

 素敵な一家と代理母との関係。LGBTや弱者を差別したり、多様性を認めようとしないどこぞの国のお偉いさんたちに、彼らの爪の垢でも煎じて飲ませたい気分だ。

 手を変え品を変え、書きたい放題になってきている小室圭さん問題。今度もすごい“推理”が飛び出した。「女性自身」によると、小室ママの借金問題は借用書もなく、逆に小室側が“借金がない”ことを裁判所に確認してもらうために訴え出ることも可能だと指摘。しかし借金でなければ贈与となり、税金を納付しなくてはならない。だが来年3月になると贈与税は時効になり、それも払う必要はない。だから来年3月以降に裁判に――こんなウルトラCまで勝手に考えちゃう「自身」。小室フィーバーはまだまだ続く……。

最終更新:2019/09/03 21:00
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