元SMAP退所組、ジャニー社長「お別れ会」の招待状受け取った事実を「報道NG指示」の裏側
9月4日に東京ドームで行われる、ジャニーズ事務所社長・ジャニー喜多川氏の「お別れの会」に、元SMAPの退所組3人が欠席することが判明した。
各メディアからは「出席するのでは」といった記事も多く出ていたが、8月20日の『ウォルト・ディズニー・アーカイブス コンサート』記者発表会に登壇した稲垣吾郎は、記者の質問に「行きたい気持ちはあるのですが」としたうえで、欠席する見込みと報告。また、翌21日付の一部スポーツ紙では、草なぎ剛、香取慎吾も稲垣と同じく、スケジュールの都合で欠席する意向であることも報じられた。そんな中、一部のメディア関係者の間では、3人をマネジメントする芸能プロダクション・カレン側、また代表の飯島三智氏の言動について疑問視する声が飛び交っているという。
稲垣はお別れの会当日、主演舞台の2回公演を控えているため、出席は物理的に難しい状況とのこと。ほかの2人も同様だというが、一部スポーツ紙には、3人の参加可否とは別に「ジャニーズを退所した一部のOBに招待状が送られている」とする記事が書かれていた。
「なぜ『3人は招待されたがスケジュールの都合で欠席』と報じなかったかというと、カレン関係者が稲垣の会見終了後、一部の記者に『草なぎ、香取も欠席する』と伝えてきたうえで、『3人とも欠席だと報じるのは明日(21日)以降にして、かつ招待状が届いたことは伏せてほしい』と依頼してきたためです。しかし、招待状について書かないと、ジャニーズサイドが『3人を招待しなかった』と世間は受け取るでしょう。近頃のジャニーズは、飯島氏や3人との“対立構図”を報じられることを非常に気にしているため、『招待した』事実が隠される可能性があると知り、困惑するしかなかったようです」(テレビ局関係者)
しかし、カレンサイドは「招待状には触れないで」と譲らず、結果的にメディア側が「OBにも招待状が届いている」という、やや間接的な報道を行うという形で決着がつけられたのだという。
「これでは、捉え方によって飯島氏が『ジャニーズからの圧力』を、自らアピールしたいようにも見えます。公正取引委員会がジャニーズに対して、3人のテレビ出演を阻止すべく圧力をかけていた疑惑に関し、注意を入れた一件がありますが、今回は明らかに招待状を渡している。メディア関係者から飯島氏に『これでは子どものワガママだ』という厳しい声も出ています」(同)
では、一体なぜ飯島氏は「欠席報道は明日以降」と依頼し、さらに「招待状を受け取った」ことを公表したくなかったのか。サイゾーウーマンがカレンに見解を問い合わせたところ、代理人弁護士を通じて以下のような回答があった。
「お別れ会についての質問は想定外のことで、そちらが大きく取り上げられ、クライアント(ディズニー)様に迷惑を掛ける結果になることは、なんとしても避けたい事態でした。また、実際に招待状は受け取っていて、会見当日の20日に欠席の返信を行っていましたが、封書が先方に届く前に『3人は欠席』と報道が出てしまうと、ジャニーズ様に対して失礼に当たると考え、メディアの方々に『報じるのは翌日以降』と希望させていただきました。指示や要求をしたわけではなく、最終的にどう報じるかは、各メディア様の判断に委ねさせていただいております」
メディアも首をかしげた“要望”の理由は、クライアントとジャニーズへの配慮だったというが、「それなら自ら欠席を明かした稲垣はまだしも、草なぎと香取の出欠に関しては、あの時点であえて記者に伝えるべきではなかったのでは」(前出・関係者)との指摘もある。ひとつ言えることは、やはりカレンとジャニーズの間には、いまだ“目に見えない壁”がそびえ立っているということだろう。