「大コケ映画」「ドラクエよりまし」三好彩花『ダンスウィズミー』、10位発進に厳しい指摘
三吉彩花が主演を務めるミュージカルコメディー映画『ダンスウィズミー』が8月16日より公開され、興行通信社が発表する週末の映画ランキングで初登場10位だったことがわかった。一部マスコミ関係者からは「ランク入りしただけ良かったが、まぎれもない“大コケ映画”」と指摘されているという。
「三吉は2010~12年までアイドルグループ・さくら学院のメンバーとしても活動していましたが、それ以前から女優業も行っています。そんな三吉は『ダンスウィズミー』で、“ミュージカル嫌い”なのに催眠術によって、“曲が流れると歌って踊らずにいられない体”になってしまったOL・鈴木静香を演じています」(芸能ライター)
監督・脚本は、映画『ウォーターボーイズ』(01年)や『ハッピーフライト』(08年)などを手掛けた矢口史靖氏が担当。共演には女性芸人・やしろ優や、恋愛リアリティ番組『テラスハウス』(フジテレビ系)への出演で知名度を上げたシンガーソングライター兼モデルのchay、実力派俳優の三浦貴大、ムロツヨシといった幅広いキャストが名を連ねる。
「ランキングの首位を獲得したのは、公開2週目の『ライオン・キング』。2位は公開5週目で動員717万人、興行収入96億円を突破した『天気の子』。3位は公開2週目の『劇場版 ONE PIECE STAMPEDE』と、人気映画が接戦を繰り広げている状況。夏休み期間ということもあり、注目作品が目白押しですが、『ダンスウィズミー』は話題性もなければインパクトにも欠け、予告編を見たマスコミ関係者からは『わざわざ映画館に足を運ぶ必要はない……』という声も聞かれていたとか。ギリギリトップ10入りしただけでも奇跡と言えるのではないでしょうか。全国305スクリーンで上映が開始されたものの、“不発”と言わざるを得ません」(同)
ネット上のレビューを見ると、「矢口監督らしい、明るい雰囲気」「三吉さんの歌やダンスも良い」「やしろ優やchayの存在感が、映画のアクセントになっている」などと好意的な声がある一方、「悪い意味で、日本映画ならではのチープ感」「矢口監督だからこそ、もっと面白い内容を期待してた」「三吉さんは悪くないけど、別に彼女じゃなくてもいいよね。ほかの女優さんで見たい」「芸人やテラハ出身者で話題を集めようとしているけど、安っぽい」といった厳しい書き込みも。
「また“ミュージカル好き”のネットユーザーからは、『ミュージカルもコメディーも、同じぐらい楽しめた!』『ミュージカル映画というわりに、ダンスシーンが少ない』『「歌によって物語が進む」というミュージカルの要素がなくて残念だった』など、賛否が分かれているようです」(同)
現時点で、『ダンスウィズミー』より1つ上の9位には、公開3週目の『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』が立ちはだかっている。原作ファンを憤慨させたという『ドラクエ』(既報)と比べれば「思いのほか楽しめた」というコメントが多い『ダンスウィズミー』だが、順位逆転なるか、それともランク外へと転落してしまうのだろうか。