ジャニーズJr.・Travis Japan、「路線変更しすぎ」「血迷ってる?」と“下ネタ”MCが物議醸す
シンクロダンスに定評があるジャニーズJr.内ユニットのTravis Japan。8月10日からTOKYO DOME CITY HALLで『Summer Paradise 2019』の単独公演を開催中だが、MCなどでの“下ネタ”が多いことに対し、ファンの間で賛否両論が飛び交っている。
“トラジャ”の愛称で親しまれているTravis Japanは、2012年に結成。メンバーの入れ替わりを経て、現在は川島如恵留、七五三掛龍也、吉澤閑也、中村海人、宮近海斗、松倉海斗、松田元太の7人で活動している。レベルの高いダンスが売りになっており、ブルゾンちえみがネタに使用した楽曲「Dirty Work」で知られるオースティン・マホーンの来日公演にスペシャルゲストとして参加が決定(神奈川・横浜アリーナ、10月14日・15日)。11月に初の単独主演舞台『虎者 ─NINJAPAN─』も控え、今後の活躍が期待されているユニットだ。
そんな彼らは現在、MCのトーク内容でファンを悩ませているという。例えば、10日夜には会場内が熱気に包まれていたためか、グループのセンターポジションを務める宮近が「みんなノーブラでいいんじゃない?」と、ファンに投げかけたとか。会場内がザワつき、“下ネタ嫌い”と言われている真面目キャラの川島が「下品です! アイドルなんだから」と、たしなめる一幕があったそうだ。
「さらに、七五三掛が“ソロコーナーの声援がもっと欲しい”と望んだ場面で、『もっといけるところまでいってくれたら……』と発言すると、『しめがいく時ってどんなだろうね?』(宮近)と、意味深にコメントしたことも。宮近がさやえんどうのコスプレに生着替えした時は、七五三掛が股下にくぐって局部をのぞき、『タマが……』(七五三掛)と、デリケートな部分に言及。宮近も『枝豆?』『種子が入ってる』と返し、川島がストップをかけていたといいます。さらには、Sexy Zoneの『スキすぎて』という楽曲で披露する台詞パートにて、中村が『いく時はいくって言ってよ!』と、過激な表現に聞こえる単語を口にしたようです」(ジャニーズに詳しい記者)
連日にわたってグレーゾーンの会話が続き、今までのTravis Japanには見られない現象だっただけに、一部ファンは「普段は下ネタ得意じゃないけど、MCは笑っちゃった」「下ネタとかもあると男性ファンもコンサートに行きやすいよね」と歓迎している様子。しかし一方で、「そんなに下ネタ言いたいならステージ上じゃなくて飲み会とかで言って」「下ネタで笑いとる人、好きじゃない。これが続くなら応援できない」「トラジャにはトラジャの良さがあるのに、なんで安易な方向に走るの?」「トラジャの持ち味は下ネタじゃない。今一度、ファンが何を求めているのか冷静に考えてほしい」「最近の唐突な下ネタは今までのイメージと違いすぎて、多くの人が嫌悪感を抱いてしまってると思う」と、戸惑いの声が多く見受けられる。
また、Travis Japanは8月8日に公式インスタグラムを開設したが、コメント欄にも「MCで下ネタばっかり言うのはやめてほしい。トラジャにはある程度の品を保ってほしい」「下ネタはトラジャらしくないと思う。安易にウケを狙うより、きちんとトーク力を鍛えたほうがいいのでは?」といった手厳しい指摘がわずかに寄せられている。しかし、このクレームについて、「トラジャのインスタはファンの不満や要望をぶつける場所じゃない。世界に向けて発信してるインスタで否定的な意見が並ぶのは印象が悪すぎる」と、不快感を示すファンも現れるなど、Travis Japanの下ネタ問題が波紋を呼んでいる。
「確かに、親子でコンサートに来ている人、まだあまりTravis Japanに興味のない友人を連れて行ったファンなどは、気まずい思いをしてしまうのかもしれませんね。このほか、6日にYouTubeの松竹チャンネルにアップされた動画『「虎者」特報』に関する発言も話題になっていました。再生回数を増やして数字面で結果を残したいのか、中村を中心に『やればできる』『なんでできるのに最初からしないの?』と、発破をかけていたそう。さらに、メンバーは販売されているコンサートグッズも『買ってください』と促し、売れ行き次第で『虎者』のグッズがどうなるか決まると、危機感を煽っていたとか」(同)
最近のJr.界隈といえば、8日に開催されたコンサート『ジャニーズJr.8・8祭り~東京ドームから始まる~』内で、SixTONESとSnow Manが2020年の同時CDデビューを発表したばかり。Travis Japanは年齢的にもこの2組と近いグループだったため、1組だけ取り残されてしまったような形だ。こうした現状について、「新規ファン獲得のために下ネタを言い始めたんだとしたら、血迷いすぎ」「急激な路線変更過ぎて、そんなにぶっ壊れるほどダメージ受けたの? って心配」「トラジャは下ネタに走らなくても面白いMCができてるし、変に焦らなくていいよ」と、SixTONES、Snow Manのデビューと結びつけて考えてしまう人も。
一方で、前述のような批判コメントをメンバーが目にしたのか、関係者が注意したのかは不明ながら、14日の公演では下ネタや再生回数にまつわる扇動が控えめになり、ファンからは「今日のトラジャは下ネタがなかった気がするし、グッズとか再生回数の過度な煽りもなかった。エゴサーチした結果がメンバーに共有されたのかな」と、安堵の声が漏れていた。
受け止め方は千差万別とあって、ファン全員が満足するような公演内容の実現は難しいかもしれないが、大多数の意見に耳を傾ける価値はあるだろう。今後もダンスや歌に加えて、トーク部分の成長に期待したいものだ。