宮迫博之の『バイキング』降板と「ワイドショーの方々の臆測」発言に考える、坂上忍の胸中
闇営業問題で謹慎中の若手芸人11人の処分が19日に解除されるが、そのうち、くまだまさし、ガリットチュウ・福島善成、レイザーラモンHG、天津・木村卓寛、スリムクラブの6人が、8月16日に関西で“謝罪行脚”することがわかった。吉本興業が運営する3つの劇場を訪問し、劇場関係者などに直接会って謝罪するという。
夏の訪れとともに日本中の話題を席巻巻した闇営業騒動が徐々に収束に向かいつつある中、いまだ不透明なのは、ロンドンブーツ1号2号・田村亮と、雨上がり決死隊・宮迫博之の去就だ。
8月4日、宮迫は神奈川県茅ヶ崎市で開かれたフラダンスのイベントにボランティアスタッフとして参加。詐欺防止のチラシを配ったり、記念撮影のリクエストにも気さくに応じていたことが伝えられた。イベント主催者・矢口一朗氏は、マスコミの取材に応じ、宮迫から聞いた話として「吉本には戻らない」「さんまさんにいろんな相談をしている」と伝えている。
実際、宮迫については明石家さんまが経営する個人事務所「オフィス事務所」の“預かり”となることが濃厚と見られているが、プライベートな会話をマスコミに流した矢口氏に対し、業界内では疑問の声も上がっているようだ。「宮迫は目下、微妙な立場にあるわけですから不用意な発言は控えたほうが賢明だったとは思いますが、これはあくまでもオフレコ。その話を公にしてしまうのはいかがなものか」(芸能プロ関係者)といった指摘が聞こえている。
「8月6日放送の『バイキング』(フジテレビ系)では、坂上忍が『矢口さんも悪気なく、聞かれたことに対してお答えにはなったとは思うんですけど、やっぱりこうやって表に出ちゃうんだよね』と、矢口氏の軽口を少々たしなめつつ、しかし宮迫の方も軽はずみだったとのニュアンスでコメント。いつもの坂上なら、宮迫との個人的な会話をデリカシーなく暴露した矢口氏に対して『なんでこれを言っちゃうのかな』と責め立てていたはずですが」(芸能ライター)
7日の『バイキング』でも、「あれっ? この人、謹慎中なんだっけ? って思っちゃうよね」と宮迫の活動に疑問を呈したり、翌8日にも「週刊文春」(文藝春秋)のインタビューで宮迫が胸中を語ったことについて、「なんでインタビューを受けちゃったのかなぁ」とこぼしていた坂上。宮迫を取り上げる際は、「他ニュースと比べて断然、不機嫌な様子」(同)との指摘もある。
「昨年3月末、雨上がり決死隊は『バイキング』の金曜MCを降板しました。14年の番組開始当初からレギュラーを務めてきた2人でしたが、17年8月に宮迫の不倫疑惑が浮上し、番組の生放送中に謝罪しています。翌年に彼らは自ら降板を申し出たわけですが、これまで曜日MCが卒業したのは、後にも先にも彼らだけ(柳原可奈子は産休中)。坂上にしてみれば、贖罪の場を与えてやったのに、降板するとは何事かと、むしろ恨みを持っているのかもしれません」(放送作家)
一方、その宮迫は、ロンブー・亮とそろって7月20日に開いた会見の中でこう語気を強めて言っている。
「ワイドショーなりなんなり、ただただ臆測で、これは真実ではないだろうかとおしゃべりになることで、その芸能人の方の一生が終わってしまうかもしれない。(中略)ワイドショーの方々もコメンテーターの方々も、臆測だけで人の人生が変わるということは認識を持ってやっていただきたい。誰が言うんだ、というのはあると思いますけど、こういう場を作っていただいたというのはありますので、ぜひお願いします」
「ワイドショー」の中に、芸能ニュースを“ぶった斬る”『バイキング』が含まれていないはずはない。坂上の胸中が穏やかでないのも当然か――。
(村上春虎)