SixTONES&Snow Man、東京ドームのデビュー発表に「地獄絵図」「葬式」と批判続出
8月8日、ジャニーズJr.が19年ぶりとなる東京ドームでのコンサート『ジャニーズJr.8・8祭り ~東京ドームから始まる~』を開催。ステージ上では、人気ユニットのSixTONES、Snow Manが2020年にCDデビューすることを伝え、大きな話題となった。今回の発表にあたって、故・ジャニー喜多川社長の後を引き継いだ株式会社ジャニーズアイランド・滝沢秀明社長の戦術にジャニーズファンから疑問の声も出ているという。
この日のドームには、330人ものJr.が大集結。コンサート中盤のMCで、SixTONESとSnow Manの2グループが残ると、モニターに「同時CDデビュー決定!!」と、前代未聞の文字が映し出された。時期は未定ながら、2組同時のデビューはジャニーズ史上初だそうで、SixTONESがソニー・ミュージックレーベルズ、Snow Manはエイベックス・エンタテインメントからCDをリリースするとのこと。公演はJr.公式エンタメサイト「ISLAND TV」で生配信を実施しており、ドーム内だけに限らず、多くのファンが見守る中でのサプライズ発表となった。
「2組のデビューを喜ぶファン、祝福するファンがいる中で、複雑な感情を抱いた人も少なくありません。またステージでは、SixTONES、Snow Manと並んで“兄組”と呼ばれている年上ユニットのTravis Japan・川島如恵留が、発表直後に泣きながら歌っている様子が映る一幕も。これが悔し涙か、うれし涙なのかはわかりませんが、仲間内でもさまざまな思いでステージに立っていることがうかがえました。一方、Snow Manとしてデビューする目黒蓮は別の5人組ユニット・宇宙Sixの活動を兼任していたため、同グループを応援する人はショックを受けてしまったようです」(ジャニーズに詳しい記者)
ネット上には、「デビュー発表後、トラジャファンと宇宙ファンがめちゃくちゃ泣いてた。Jr.の全グループが集まる場でのデビュー発表は、地獄化する」「スノストのデビューはおめでたいけど、その後にトラジャと一緒に歌わせるとか、発表のタイミングとかがあったと思う」「トラジャ、宇宙ファンは座り込んで泣いてる人がほとんど。せめて最後に言ってほしかった。あれは葬式だった」「トラジャファンに遭遇して、初対面なのに抱き合って一緒に泣いた」と、現場にいたファンの生々しいレポートが上がっている。
ほかにも、「ほかのグループや、ファンを傷付けて発表する意味はなんだったんだろう」「ほかのJr.と、そのファンのこと考えた? つらくて後半見てられなかった。滝沢社長は何をどうしたいの?」と、演出に関する批判が飛び交ってしまった。2007年、Hey!Say!JUMPがコンサート中に結成を発表した時も、メンバーがもともと所属しているユニットが実質、解体となってしまったため、一部ファンは現場の様子について「地獄絵図」と表現していたが、「JUMPのあの日が地獄絵図なら、ドームのデビュー発表も地獄絵図だよ……」と、嘆く声も。
「特に、宇宙Sixファンはそう簡単に気持ちの整理はつかないでしょう。目黒はSnow Manへの新加入を聞かされた時、自身が所属する宇宙Sixとの兼任を選択。今年1月にSnow Man入りが発表となった後、どちらも頑張ると、決意を語っていました。しかし、目黒は2月からSnow Man主演の舞台『滝沢歌舞伎ZERO』の本番が始まり、合間にSnow Manでコンサートを行うなど、兼任発表後には宇宙Sixメンバーとして、目立った活動はなかったんです。また、『週刊ザテレビジョン』(KADOKAWA、7月31日発売号)のソロインタビューでも、『2つものグループにいられることが幸せで。どっちも大事どっちも本気』と、両グループへの愛情を示していたばかりでした」(同)
SixTONESとSnow Manはドーム公演後に会見を開いたが、この場で目黒は「今回のタイミングでSnowManだけに専念する、という形になりました」と、報告したという。女性誌「with」(講談社)の公式サイト「withonline」に掲載された会見レポートによると、取材陣に「宇宙Sixとしては最後のステージだったということ?」と聞かれ、「はい、噛み締めながら楽しくできました。泣いているメンバーも居たり。でも、みんなすごい笑顔で『行ってこいよ!』って感じで応援してくれて」と、答えていたそうだ。
こうした経緯もあり、「『宇宙Sixとしては今日のステージが最後です』くらい言えなかったの……」「本人たちの口から脱退について聞けなかったことが納得できない」「宇宙での最後のステージなんて聞いてない。いつかこの時が来るってわかってたけど、こんなに早いとは思ってもみなかった」「宇宙Sixが久しぶりに5人で集まってライブに出演できるってなって、ずっと楽しみにしてたのに」「5人で揃うことすらできなくて、目黒を守り続けた4人の7カ月はなんだったの?」と、宇宙Sixファンの悲痛な叫びが続出していた。
「今回のデビューをめぐって、滝沢社長のやり方に嫌悪感を抱いた人も多いようです。日にちは明らかになっていませんが、SixTONES、Snow Manが同じタイミングでデビューするとなれば、双方のファンが売り上げを競い合い、相乗効果で数字も伸びていくでしょう。また、秋には『ジャニーズJr.8・8祭り』の映像作品『素顔4』の発売が決定しましたが、ジャニーズJr.盤、SixTONES盤、Snow Man盤、Travis Japan盤、関西ジャニーズJr.盤の全5種類と判明。『ジャニーズJr.8・8祭り』のライブ本編は全種類に共通収録されており、Jr.盤は東京ドームのドキュメント映像やフォトブック付きで、それ以外の4種のオリジナル映像特典は、各々の単独コンサートの模様が入っているとか。SixTONES、Snow Man、Travis Japan、関西Jr.のどれかを応援し、ドームのドキュメントも見たいファンは、最低でも2種買う必要がありそうです」(同)
デビュー発表で波乱を巻き起こした上に、「『素顔4』の売り方がエグい」など、バッシングを受けている滝沢社長。ある意味で、ビジネスライクな手法をファンが受け入れてくれる日はやって来るのだろうか。