SixTONESとSnow Man同日デビューの裏側――滝沢秀明「AKB48総選挙」の手法を研究!?
ジャニーズJr.ユニットのSixTONESとSnow Manが、2020年に「同時CDデビュー」することがわかった。これは、8月8日に行われた『ジャニーズJr. 8・8 祭り~東京ドームから始まる~』でサプライズ発表されたものだが、史上初となる試みの裏では、ジャニーズアイランド社長・滝沢秀明が手腕を振るっていたようだ。
発表によれば、SixTONESがソニー・ミュージック、Snow Manがエイベックスと、それぞれジャニーズ事務所と縁あるレコード会社より、同日にCDリリースという形で“メジャーデビュー”を迎えるという。
「Jr.ユニット内では、Travis Japanを含めて“年長組”と言われていた両グループだけに、デビューを知って一番驚いたのは、ほかならぬメンバー本人たちでしょう。一時期、Jr.ユニットのCDデビューは廃止されるといった報道もあり、また彼らは昨年からYou ubeでの活動も盛んになっていたことから、メンバーたちですら『もうデビューできる可能性はなくなった』と思い込んでいたようです」(レコード会社関係者)
彼らをデビューに導いたのは、昨年末で芸能活動を引退してJr.の育成とプロデュースを担うようになった滝沢だが、近頃はほかの大手プロダクションや人気グループの研究に余念がないのだという。
「滝沢が特に意識していると言われるのは、大人数グループを次々とデビューさせているAKB48グループと、国内に複数の劇場を持つ吉本興業です。今回の『2グループ同時デビュー』は、明らかにAKBの影響を受けていると、関係者の間で指摘されています」(ジャニーズに近い関係者)
同日にCDがリリースされることにより、双方ファンは「どちらが1位を取るか」に関心を抱くだろう。
「ファーストシングルの売り上げは、メンバーや関係者だけでなく、さらには業界全体も気にするところであり、熱狂的なファンによる“多数買いが”すでに予想されている。こうしたアイドル同士を“競わせて”売り上げを伸ばす手法は、AKBの選抜総選挙に近いものを感じます。吉本にしても、国内各地にある劇場は365日稼働しており、多くの芸人が毎日ステージを賑わせている。いずれは全てのJr.とファンにそうした場を設けたいというのが、滝沢の野望なのでしょう」(同)
“滝沢流”のプロジェクトが次々に実施されそうなジャニーズ。来年以降も、Jr.には多くのサプライズが準備されているのかもしれない。