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鈴木おさむ、フジ『ブス恋』リメークに批判噴出! 「価値観の変化に気づいてない」と指摘

2019/08/07 17:46
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman
『ブスの瞳に恋してる2019』(FOD)公式サイトより

 稲垣吾郎が主演、ヒロインを森三中・村上知子が務めたテレビドラマ『ブスの瞳に恋してる』(フジテレビ系、2006年)が、13年ぶりに『ブスの瞳に恋してる2019』としてリメークされ、動画配信サービス「FOD(フジテレビオンデマンド)」で公開されることが明らかになった。しかし、ネット上では「なんで今さら?」「時代錯誤も甚だしい」と、批判の声が噴出している。

「『ブスの瞳に恋してる』は、放送作家の鈴木おさむが、妻・大島美幸(森三中)との出会いから、新婚生活までをつづった同名のエッセイが原作。今回は、鈴木本人が脚本を担当し、主演をEXILE・NAOTO、ヒロインを富田望生が務めます」(芸能ライター)

 同作は、「超美人と付き合っていた売れっ子放送作家が、ひょんなことから“ブス”に一目ぼれする」というラブコメディー。“ブス”がタイトルに入ったドラマと言えば、昨年12月に放送が発表された『ちょうどいいブスのススメ』(日本テレビ系)があるが……。

「“ちょうどいいブス”のキャッチコピーでプチブレークしていた、お笑い芸人の相席スタート・山崎ケイの同名エッセイが、今年1月にドラマ化しました。しかし、放送発表の時点で、ネット上では『人の容姿をネタにするな!』『今どき“ブス”とか“美人”とかで人を判断するのはおかしい』『こういうドラマが容姿差別を助長する』と大炎上。結局、タイトルを『人生が楽しくなる幸せの法則』に変更し、放送されました」(同)

 こうした前例もあり「『ブス恋』リメークは地上派じゃ放送できないから配信でやるのか」との声もあるが、「時代に逆行してる。このドラマを今掘り返す意味がわからない」「日テレが炎上騒ぎになったのに、フジは何も学んでないな」と批判も多い。

「原作・脚本を担当している鈴木に対しても、『女性をブスと言うことが面白いと思ってるなら、世間の価値観が変わってることに気付いてない』『そもそも自分の妻を“ブス”と言う人だからね。それがいかに人を傷つける言葉か、いまだに理解してないんでしょう』『もう鈴木おさむは時代錯誤。平成に置き去りにすればよかったのに』と批判が続出。仮にこれが地上派での放送と発表されていたら、『ちょうどいいブス』以上の炎上になっていたかもしれませんね」(同)

 鈴木は18年9月に「週刊朝日」(朝日新聞出版)の連載にて、自身が脚本・演出を担当した舞台で、女性芸人を“ブスいじり”したことについて振り返っている。鈴木はその女性芸人を「俗に『ブスキャラ』と言われることの多い彼女。本人もそれを仕事としてイジられに出る」とした上で、「容姿イジリがウケにくかった。夢を求めて舞台を見に来ている女性客にとっては、好みではなかったのだろう」と、この演出が観客に不評だった理由を分析している。『ブスの瞳に恋してる2019』は、この時の反省がどれほど生かされているのだろうか。

最終更新:2019/08/07 17:46
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