King&Prince・永瀬廉、ドラマ初主演作は「フジの死に枠」で早くも「爆死フラグ」?
King&Princeの永瀬廉が、フジテレビ系「火曜夜9時」枠で今秋放送予定のスペシャルドラマ『FLY! BOYS,FLY!僕たち、CAはじめました』(放送日未定)で主演を務めることがわかった。永瀬のドラマ初主演作となるが、業界関係者からは「“爆死フラグ”を回避できるか」と心配されているようだ。
「同ドラマの主人公は、航空会社のキャビンアテンダント(CA)を目指し、訓練生となった“空オタク”の青年・朝川千空。やや抜けている性格ではあるものの、何事にも真摯に向き合うタイプで、彼が仲間とともに成長していく姿が描かれるそうです」(芸能ライター)
King&Princeとしては2018年にCDデビューしたばかりの永瀬だが、個人では2013年の連続ドラマ『信長のシェフ』(テレビ朝日系)や、14年の映画『忍ジャニ参上! 未来への戦い』など、デビュー前から俳優業も展開。デビュー後は、今年4月期の連ドラ『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系)に出演し、5月公開の『うちの執事が言うことには』では映画初主演を果たしていた。
「その勢いでドラマ初主演を務めることとなった永瀬ですが、演技力についてはネットユーザーの間で賛否両論。また、『新人の成長物語って、ありがちだなぁ』『スペシャルドラマとなると、内容が薄くなりそう』といった書き込みも。しかしファンは、『廉くんが認められているようでうれしい』『しかもゴールデンタイムの枠で主演とかすごい!』などと歓喜しています」(テレビ局関係者)
そんな中、業界関係者の間では、この「枠」こそが懸念材料とされているようだ。『FLY! BOYS,FLY!』が放送されるフジの「火曜夜9時」枠は、もともとSMAPの元チーフマネジャー・飯島三智氏が、キャスティングなどに強い権限を持っているとされていた。
「以前は夜10時台の連ドラ枠で、“飯島枠”なんて言われていました。草なぎ剛の『いいひと。』(1997年)や『僕の生きる道』(2003年)など、“僕シリーズ”が高視聴率を獲得したことは、視聴者の間でもよく知られているのではないでしょうか。それが近年、フジの視聴率不振により、“1時間繰り上げ”となったのですが、世間の視聴習慣が定着しておらず、もはや“死に枠”となっているんです」(同)
飯島氏がジャニーズを去り、SMAPも解散した後、18年1月期の同枠ではKAT-TUN・亀梨和也主演の『FINAL CUT』が放送されたが、全話平均視聴率6.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と爆死。ジャニーズ主演作以外では、吉岡里帆主演の同7月期『健康で文化的な最低限度の生活』が全話平均5.8%で、同年のゴールデン・プライム帯の民放連ドラ“ワースト1位”を記録した。
「現在、三浦春馬主演で放送中の『TWO WEEKS』も1ケタを連発中。やはり火曜夜9時にフジにチャンネルを合わせる視聴者自体が少ないのでしょう。この流れだと、単発の『FLY! BOYS,FLY!』も、視聴率面で相当苦戦しそうです。ジャニーズとしては、同じくKing&Prince・平野紫耀が、昨年4月期ゴールデン・プライム帯の連ドラ『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS系)でメインを務めたこともあり、永瀬にも早くそのポジションを確立してほしいはず。今回はそのための試金石となるスペシャルドラマとあって、大コケは免れたいところでしょうが……」(同)
永瀬は、この暗雲を振り払うことができるだろうか。