『サイン』『ボイス』『TWO WEEKS』……韓国リメーク夏ドラマ、第2話で「視聴率暴落」のワケ
各局が夏ドラマを絶賛放送中だが、初回から第2話にかけて、早くも視聴率がガタ落ちしてしまった作品が散見されるという。その1つが、業界関係者の間で期待値の高かった『サイン―法医学者 柚木貴志の事件―』(テレビ朝日系)だ。
「『サイン』は韓国ドラマのリメークで、日本法医学研究院を舞台とした“法医学サスペンス”。さまざまな事件の真相が明かされていく過程だけでなく、主人公の解剖医・柚木貴志(大森南朋)が、権力社会に立ち向かう姿も見どころです。テレビ業界内では『夏ドラマは数字を取りにくい』という定説があるものの、同ドラマに関しては期待が寄せられており、初回平均視聴率は14.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、今夏の民放連ドラではトップの成績でした」(テレビ局関係者)
ところが第2話は9.5%と、なんと4.8ポイントも急降下。ネット上には「大森や松雪泰子とキャストは豪華なのに、この作品には合ってない。違和感がすごいし、なんか演技まで微妙な気がする」「脚本の出来も悪い。韓国版オリジナルは面白かったのに、無理やりリメークしてるせいか日本版は雑な感じ……」「初回を見て、もういいやって思った。みんな同じだったんだな」「むしろ第2話で9%以上取れたことが驚き」などとネガティブな書き込みが飛び交っている。
「今期は日本テレビ系も韓国ドラマをリメークした『ボイス 110緊急指令室』(主演・唐沢寿明)を放送中。こちらも初回12.6%を獲得しましたが、第2話は8.4%と、一気に4.2ポイント下落しました。妻を殺された過去を持つ刑事・樋口彰吾(唐沢)が、ボイスプロファイラー・橘ひかり(真木よう子)らと協力して人々の命を救う同ドラマは、“タイムリミットサスペンス”と銘打たれていますが、ネットユーザーは『暴力シーンが多くて怖い』『残虐すぎて、見てると気持ち悪くなってくる……』といった印象を受けているようです」(スポーツ紙記者)
また、「真木の滑舌が悪い」「真木が何言ってるのかわからないことが多くてイライラする」という指摘も。一応、同ドラマは第3話で10.7%まで回復しているが、今後も2ケタ視聴率を安定させられるかは怪しい。
そして三浦春馬が主演する『TWO WEEKS』(フジテレビ系)も、初回8.4%から第2話で5.9%という、大幅下落となっている。
「先の2作と同様、こちらも韓国ドラマの焼き直しですが、本作に関してはそこまで批判的な声は聞こえてきません。数字が振るわないのは、単純に『フジドラマだから』という理由だと思われるものの、現状巻き返しが期待できる要素は『三浦春馬の歌唱力とダンス』。主題歌でありデビュー曲となる『Fight for your heart』を、三浦が音楽特番で披露した際には、ネット上で喝采を浴びていました」(芸能ライター)
いずれも“出だし”は好調だっただけに、中盤以降の巻き返しに期待したいところだ。