ジャニーズJr.『調べるJ』、共演者のSNSめぐり「ベラベラしゃべるな!」とファン苦言のワケ
ジャニーズJr.ユニット内のSixTONES、Snow Man、Travis Japan、HiHi Jets、美 少年が出演するバラエティ『調べるJ』(テレビ朝日系)が、7月20日に放送された。番組のオンエアー前から、一部のJr.ファンがある出演者を“要注意人物”とみなす騒ぎが勃発していたというが――。
今回の『調べるJ』は、昨年いっぱいで表舞台から退き、Jr.のプロデュースを手がける株式会社ジャニーズアイランド代表取締役社長・滝沢秀明氏や、嵐、関ジャニ∞ら、いわゆる“ジャニーズJr.黄金期”のメンバーが出演していたバラエティ番組『8時だJ』(1998年4月~99年9月、同)の後継番組。真偽不明な情報をJr.が体を張って調査するというコンセプトで、5グループに加えてテレビ朝日アナウンサー・弘中綾香、『8時だJ』でMCを務めたタレント・ヒロミも出演した。
「『調べるJ』では、Jr.が『あらゆる生活用品をタダでもらいまくっている人』『たった40人しかいない富裕層向けのスーパー家政婦』などについて調査。視聴者からは、『面白かったからレギュラー化希望』『思ったより面白くて見入った』と、好意的な声が多く見受けられました。一方で、ロケVTRの割合はSnow Man・佐久間大介、HiHi Jets、Travis Japanメンバーが中心だったため、5グループが勢揃いした意味を問う声も。『Jr.の無駄遣い』『あまりにもつまらない』と、シビアな感想がわずかに出ていました」(ジャニーズに詳しい記者)
そんな中、反響を呼んだのはTravis Japan・松田元太が単独で挑戦した体当たりロケ企画「東海道141キロを3日で走破できるか!?」。これは、大手餃子チェーン「餃子の王将」の餃子を食べながら、東海道を走る「東海道餃十三次」を敢行しているという“プロ水流ランナー”こと二神浩晃氏に同行し、東京・日本橋から静岡・沼津までを走りぬく過酷なチャレンジ。きっかけは、二神氏が今年3月に「餃子の王将の餃子(と水)だけを補給して、東京日本橋から京都三条大橋までを走って旅する『東海道餃十三次』。この構想がとうとう完成!」と、ツイートしたことだった。
「二神氏は建築士として働く2児の父であり、47都道府県の海や川をたどって山頂まで走破するなど、プロ水流ランナーの一面を持つ男性だとか。松田は立案者の二神氏と一緒に『餃子は1日合計10皿以上』といったルールに基づいて餃子だけを食べ、足の不調や疲労に苦しみつつも前を向いて走り続けたんです。一時はゴールが危ぶまれるも、松田の諦めない姿勢が視聴者の感動を呼びました」(同)
一方、二神氏は『調べるJ』の情報が解禁された後、自身のTwitter上で出演告知したほか、Travis Japanファンの投稿を数多くリツイートしたり、撮影時の裏話を投稿するなど、番組や松田の情報を積極的に発信。
「ロケを通して松田を気に入り、“応援してあげたい”との気持ちが芽生えたようですが、度を越している印象は否めませんでした。例えば、7月12日夜には『スタートのとき、「完走できたらゴールで待っていてくれる」と、喜多川社長のお迎えを本気で楽しみにしていました』『しかし、喜多川社長はゴールにはいませんでした。日本橋をスタートしたまさにその日、6/18に、倒れていたのです』と、ジャニー喜多川社長に絡めて松田の思いを勝手に代弁。また、15日には『疲れがピークの頃に繰り出された元太くんの『オレの九九』、おもしろかったなぁ。あれ、放送されるのかな?』と、番組放送前にもかかわらず投稿しています」(同)
さらに、17日には「そういえば元太くん、ぼくみたいな一般餃民にもちゃんと丁寧に応対してくれた(いまだに連絡すると必ず返事をくれる)し、スタッフ一人ひとりにも全力、カメラが回ってないところでもいつも一生懸命、精一杯に自分を出し切っていたなぁ」と、松田を褒める流れで連絡先を交換している旨を記していた。
こうした投稿を続ける二神氏に対し、ネット上のファンは「元太のことベラベラしゃべってる餃子のおじさんは何なの? 調子に乗っちゃってるの?」「ファンに元太の連絡先を教えたりしないかとか不安になる」「餃子おじさん、元太の頑張りを無駄にしないで」とドン引き。二神氏のTwitterにも、「元太くんを盾にしてネタバレを書いたり、『連絡をとっている』という芸能人にとってデリケートなことを書いたりするのはやめたほうがいいんじゃないですか」「放送前にいろいろ話を出しすぎなのでは? 純粋に放送を楽しみにしているので、節度を持ってほしい」「こちらの話は、本人の許可を得たツイートでしょうか? 本人が拡散を望んでいるのか心配」「彼を応援してるのなら、発言には注意を払っていただきたい」と、苦言が寄せられていたのだが……。
「これらの声を受けて、二神氏は『元太くんのことで、「放送前にそこまで言っていいの?」「喋りすぎなんじゃないの?」という一定の批判をお聞きします。すべて真摯に受け止めております』と胸中を吐露し、全ては『彼とトラジャが今後輝くため』にと、慎重に言葉を選んでツイートしていると主張。ジャニーズやテレビ局への配慮は怠っていないといい、『ただただ、元太くんを応援したい、みんなといっしょに彼を大スターに育てたい、ほんとそれだけです』『テレビサイドからも、ジャニーズサイドからも、何も言われておりませんが?何基準でアウトでしょうか?』(ともに18日付の投稿)と、釈明しています」(同)
その後、録画番組のコピーDVDを譲渡するという話を書き込んだようだが、助言を聞いて「考え直しました」「全面的に取りやめにします」(20日)と撤回。DM(ダイレクトメッセージ)での質問受付については、「松田元太くんのプライバシーに係る質問にはお答えできません。あくまで東海道餃十三次の企画に関する質問に限らせていただきます」と断言し、20日には「ぼ、ぼくが、ジャニーズ人気に便乗してるですと?!なぜそうなる(笑)」との一文もアップしている。
「オンエアーを迎えると、『収録は一ヶ月以上前のことで、ぼくにとっては遠い過去のこと』と、興味が突如失せたかのような一文を投稿。しかし、その後も番組関連のツイートは続いていて、『脅迫めいたお叱りのご連絡』については“ひとつずつ丁寧に対応”すると宣言していました」(同)
今回、実施された「東海道餃十三次」は、日本橋~三条大橋までを4章にわけて走り切る計画の第1章。二神氏はTwitterでシリーズ化を望んでいたが、Jr.ファンから顰しゅくを買ってしまった中、第2弾は実現するだろうか。