芸能
ネットとの親和性がぶっちぎりで高い

深田恭子『ルパンの娘』、初回8.4%も「B級感が面白い」「月9でやってほしい」と好評のワケ

2019/07/12 15:22
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman
『ルパンの娘』(フジテレビ系)公式サイトより

 深田恭子が主演を務めるフジテレビ系「木曜劇場」枠の新ドラマ『ルパンの娘』が7月11日にスタートし、初回平均視聴率8.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。やや物足りない数字ではあるものの、視聴者からは好評を得たよう。「放送枠が違えば、2ケタ発進できたかもしれない」(芸能ライター)という。

「作家・横関大氏の同題小説をドラマ化した本作は、泥棒一家の娘・三雲華(深田)と、警察一家の息子・桜庭和馬(瀬戸康史)の許されざる恋愛関係が、コミカルに描かれています。“普通”の生活を望む華は、勤務先の図書館で出会った和馬と交際に発展。しかし、第1話で華が桜庭家にあいさつに行くと、代々警察官の家系だと知らされるのでした」(同)

 三雲家は父・尊(渡部篤郎)が美術品専門の泥棒、母・悦子(小沢真珠)が宝飾品専門の泥棒、兄・渉(栗原類)は引きこもりのハッカー。さらに、祖父母も伝説のスリ師・巌(麿赤兒)&伝説の鍵師・マツ(どんぐり)と“泥棒一族”であることから、華は和馬と別れようとする。一方の和馬は、父・典和(信太昌之)に「捜査一課の刑事になれたら交際を認める」と言われ、俄然やる気に。そんな中、和馬が事件の捜査中に囚われてしまい、華が救出に立ち上がる……という展開だった。

「同ドラマは、放送前にネット上で『深キョンって演技ヘタなのに、また主演?』『どうせこれも“深キョン”がかわいいだけの、中身がないドラマなんだろうな』などと呆れられ、期待値はあまり高くないようでした。ところが、初回がオンエアされると『振り切ったB級感が面白い』『濃いキャラばっかり出てきて、ツッコミながら見るのが楽しい』『こういう笑えるドラマ待ってた!』といった声が続出。『まさかの“ダークホース”だった』『たまたま見てたけど、今夏のドラマで一番アツいかも!』という書き込みも散見され、期待値が高くなかったからこそ、純粋に楽しめた視聴者が多かったようです」(同)

 心配された深田の演技面についても、「相変わらずヘタだけど、こういうギャグドラマには合ってるね」「深キョン主演で正解」といった意見が目立つ。今期の“女優主演の連ドラ”は、すでに石原さとみの『Heaven? ~ご苦楽レストラン~』(TBS系)、杏の『偽装不倫』(日本テレビ系)が放送を開始しているが、それぞれ批判的なコメントが寄せられていたため、「断然『ルパンの娘』を推したい!」「『ルパンの娘』だけは来週も見るかな」といった声も。

「ちなみに、今期の『月9』は上野樹里の主演で『監察医 朝顔』を放送しており、初回13.7%をマーク。上々の出足ですが、ネット上では『内容が重い』といった声が集まり、『いい話だけど、月9っぽくはない』『月曜日から見たいと思う話じゃない』などと指摘されていました。これに対し、『ルパンの娘』には『こっちを月9でやってほしかった!』『月9だったら、もっと視聴率取れたんじゃない?』『完全にフジテレビのミスだわ……』との声が上がっています。もしフジが『朝顔』と『ルパンの娘』の放送枠を逆にしていたら、どちらも2ケタ台の“ロケットスタート”を狙えたかもしれませんね」(同)

 いい意味で視聴者の期待を裏切った『ルパンの娘』だが、評判がいいだけに、フジが適切な放送枠を見極められなかった点は、「もったいない」と言わざるを得ないだろう。

最終更新:2019/07/12 15:26
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