日テレ、『スッキリ』加藤浩次の“SMAP発言”に不快感――ジャニーズ忖度「さらに進む」?
ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長が7月9日、解離性脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血のため永眠した。翌10日、各局の朝の報道番組でも大きく取り上げられたが、ネット上では『スッキリ』(日本テレビ系)出演陣の大半の衣装が「“喪服”のようだった」と話題になっているという。
「事務所サイドは7月1日、ジャニー氏が先月18日に救急搬送され、入院中であると公表。多くの所属タレントが、病院に駆けつけていることが報じられていましたが、9日夜、ジャニー氏が同日午後4時47分、解離性脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血で永眠したと発表されました。10日放送の『ビビット』(TBS系)では、番組MCを務めるTOKIO・国分太一が涙ながらに、ジャニー氏への感謝を述べ、ネット上の一部ジャニーズファンからは『それだけジャニーさんの存在は大きかった』『ジャニーズのタレントやファンはみんな同じ気持ち』といった反響が寄せられました」(芸能ライター)
そんな中、一部ネットユーザーの間では「『スッキリ』の出演者の多くが、黒い服を着ているのはなんで?」「喪服なのかな」と出演陣の衣装に注目が集まり、「ジャニーズのタレントでもないのにやりすぎ」「ジャニーズへの忖度としか思えない」と物議を醸した。
「同局の『24時間テレビ』で数多くのジャニーズタレントを起用するなど、日テレとジャニーズの蜜月関係は有名ですが、『スッキリ』は“元ジャニーズ”をあからさまに“排除”するような放送をして、物議を醸した過去があります。SMAP元メンバーの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が『GQメン・オブ・ザ・イヤー2017』を受賞した際、3人の場面をカットして放送したことで、視聴者から『ジャニーズへの忖度がひどすぎる』などと反感を買ったのです。これには司会の極楽とんぼ・加藤浩次も『(3人が)出てこないじゃん。なんだよそれ』と不信感を口にし、当時ネット上では『加藤さんが怒ってくれてうれしかった』など称賛の声が多数上がったものです」(テレビ局関係者)
そして、10日の放送で加藤は、ジャニー氏の功績として、プロデュースしてきたアイドルたちを映像で振り返った際、「久々にSMAPの映像見ましたけど、やっぱカッコイイね」と言及。この発言に対しても、一部SMAPファンから「彼らの存在を無視せず、触れてくれてありがとう」などと喜びの声が出ていた。
「しかし局の上層部は、加藤の“久々に”という発言に、眉をしかめていたそうです。今後、日テレは“元ジャニーズ”の扱いに関して、ジャニーズ側へ過剰に忖度を進めていく模様。特に不祥事やトラブルなど“円満退社”していない元ジャニーズについては、『取り上げないようにしよう』という意見が出ているとか」(同)
日テレにも思惑があっての忖度なのだろうが、過剰な“尻尾振り”は両社にとって意味があるのだろうか。