芸能
7月ドラマの勝ち組予想
『ルパンの娘』『TWO WEEKS』は危険水域……? 夏ドラマ「ヒット&大コケ」業界予想!
2019/07/04 11:45
まもなく7月期の連続ドラマが放送を開始する。業界内では「夏ドラマは数字が取れない」(テレビ局関係者)と言われるそうだが、その中でもこの夏、注目を集めている作品をリサーチした。
「今年の夏ドラマは総じてパッとせず、各局“大当たりとまではいかないが爆死もしない”というテーマの作品が並んでいるような印象です。また、日本テレビ系『土曜ドラマ』枠の『ボイス 110緊急指令室』をはじめ“韓国ドラマのリメーク作品”が多いところを見るに、脚本家にかける予算が減らされているのかもしれません。イチからオリジナルドラマを書いてもらうより、リメークの方が安上がりですから」(テレビ誌ライター)
それでも今夏、ヒットを期待される作品もあるという。
「大森南朋が主演を務める、テレビ朝日系『木曜ドラマ』枠の『サイン―法医学者 柚木貴志の事件―』です。これも韓国ドラマのリメークですが、今期では唯一、“連ドラ”としてしっかり作り込んでいることがうかがえる良作。同作は、日本法医学研究院を舞台に、解剖医・柚木貴志(大森)が“真実”を追求すると同時に“権力”に立ち向かう内容となっています」(同)
共演には仲村トオル、松雪泰子、西田敏行など実力派から、飯豊まりえや高杉真宙といった人気の若手も名を連ねる。
「昨今は視聴率を狙うと“高齢者向け”の内容になりがちですが、この『サイン』は数字を意識しつつ“ドラマファン向け”となっているのでは。同枠で4月期に放送していた『緊急取調室 3rd SEASON』は初回平均視聴率15.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)が最高でしたが、『サイン』は20%近くまで上がる可能性もあります」(同)