長瀬智也、「TOKIOを続けていくことは変わらない」と“解散説”払拭で感激広がる
一部報道で、バンドの現状に苛立ちを募らせていると報じられていたTOKIOのボーカル・長瀬智也。グループの解散危機も囁かれる中、長瀬が自身の連載で“TOKIOの今後”に言及した。
昨年4月下旬、山口が引き起こした未成年者への強制わいせつ事件が明るみになり、5月6日にはTOKIOの脱退とジャニーズ事務所退所が決定。以降、グループは4人体制でテレビに出演中だが、1年たった今でも音楽活動は再開しておらず、CDも2017年8月リリースのシングル「クモ」が最後となっている。今年9月にデビュー25周年を迎えるものの、6月末時点で新曲やコンサートに関するアナウンスはなく、ファンは朗報を今か今かと待ち望んでいる状況だ。
そんな中、5月23日発売の「週刊文春」(文藝春秋)がTOKIOにまつわる不穏な話を報じた。
「同誌によると、長瀬は山口の一件から音楽活動ができていないことに不満を抱き、事務所に『もうTOKIOをやってられない』と直訴したとか。スペシャルアンバサダーを務めていた『東京2020オリンピック・パラリンピック フラッグツアー』も終了し、グループでの大きな仕事の予定がない点を挙げつつ、“空中分解の危機”に直面していると、同誌は伝えていました」(ジャニーズに詳しい記者)
それから2カ月、TOKIOのキーマンである長瀬が、スケートボード雑誌「SLIDER」Vol.39(ネコ・パブリッシング)内のコラムで、現在のグループに対する思いを語っている。今回は、10年にわたる連載の最終回だけに、「スケートと音楽には共通性があると感じていた」として、幼少期からのスケート体験や音楽について持論を展開。一般的なバンドとは違い、TOKIOを“アイドルバンド”の位置づけで捉えている長瀬は、「普通のバンドなら自分たちの楽曲の世界観を守るべく相応しいメンバーを入れ替えたりすることが当たり前だが、アイドルバンドではそうはいかない」と、暗に新メンバー加入の可能性などを否定している。
また、日本の歴史に残るアイドルバンドはドリフターズ、チェッカーズ、シャ乱Qといった希少なカテゴリのため、日本において“アイドルバンドを続けることの難しさ”を痛感しているようだ。その上で長瀬は、「今年でアイドルバンドTOKIOは25年。この長い時間で誇れるのは自分たちで育ててきた楽曲だ。それは僕たちとファンにとっての宝物でもある。そんな宝物を生みだし、大事に守れただけでも幸せだと思いたい。もちろんこんな良い時がずっと続けばいいと思うが、人生そうはいかない。だが受け入れることもバンドのストーリーだと思う」と、山口の騒動を連想させながらも、前向きな言葉を発信していた。
「長瀬は、TOKIOという“素晴らしいバンド”に出逢えたことを心から誇りに思っているようで、『またTOKIOの音楽をこの先も続けていくことは今までと変わらない』と明言。ほかにも、『いつもTOKIOの曲を聴いている』と述べており、TOKIO愛が感じられる内容でした。具体的に『文春』の報道や、解散説に触れているわけではありませんが、グループの活動継続を願っているファンにとっては、うれしいメッセージだったでしょう」(同)
これを受け、TOKIOファンは「『SLIDER』を持つ手が震えた。どうか智也の思いが4人一丸となって花開きますように!」「心配なうわさが流れて不安だったけど、長瀬くんの言葉を受け止めて、今は安心してる」「その熱い気持ちを持っているなら、これからもTOKIOは大丈夫、待ってていいんだと確信できた。ありがとう」「TOKIOのボーカルとして歌うことに意味を見出す長瀬くんが大好き。ずっと待ってる」と、大感激。バンドの顔でもある長瀬の“TOKIO続投宣言”は、多くのファンを励まし、勇気づけたことだろう。
4人バンドのTOKIOが本格的に再始動する日を心待ちにしたい。