ジャニーズWEST、『テレ東音楽祭』に「ひどい扱い」「クソ演出」とファン激怒のワケ
6月26日に放送され、TOKIO・国分太一が総合MCを務めた『テレ東音楽祭2019』(テレビ東京)。ジャニーズ事務所からは10組のアーティストが参加したが、一部演出や音響設備をめぐって、ジャニーズファンからクレームが噴出する事態となった。
同番組は2014年にスタート。今年のジャニーズ勢はV6、KinKi Kids、KAT-TUN、NEWS、関ジャニ∞、Hey!Say!JUMP、A.B.C-Z、ジャニーズWEST、King&Princeに加えて、デビュー20周年の嵐が初出演を果たした。番組のトップバッターはジャニーズWESTとA.B.C-Zで、まずはジャニーズWESTがお祭りソング「ズンドコパラダイス」で盛り上げた後、デビュー曲「ええじゃないか」を披露。続いて、A.B.C-Zは「JOYしたいキモチ」「Za ABC~5stars」の2曲を歌ったが、この4曲のパフォーマンス中には車で乗り付けた乃木坂46、King&Prince、AI、TRFらがスタジオ内に入っていく映像が度々挟み込まれていた。
「その後は出演者がステージ上に並ぶ中、ジャニーズWESTとA.B.C-Zが合同で1997年のSMAPのヒット曲『ダイナマイト』を熱唱。番組の幕開けにふさわしい賑やかな展開となりました。2組は過去にもオープニングから立て続けに登場しており、例えば昨年はA.B.C-ZがSMAPの『俺たちに明日はある』と持ち歌の『Future Light』を歌い、次にジャニーズWESTが近藤真彦のヒット曲『ミッドナイト・シャッフル』と、新曲の『スタートダッシュ!』をオープンカーに乗りながら歌唱。番組前半の出演はほぼ恒例になっているんです」(ジャニーズに詳しい記者)
毎回、スタジオ内を移動して動き回ったりと、一味変わったパフォーマンスを披露しているジャニーズWESTとA.B.C-Z。そもそも、ファンは2組を“前座”的に扱っている番組に対し不満を抱いているようだが、今回は特に本人たちが映っていない時間もあったため、否定的な声が相次いだ。ネット上には「A.B.C-Zは入場曲扱いか……ちょっと雑過ぎない? 曲中はちゃんとメンバーをメインで映してほしいのに」「ジャニーズWESTの曲のときは、ほかのアーティストの紹介があるからカメラに映る時間が少ない。なんかモヤモヤする」といった落胆のコメントが上がるだけではなく、『テレ東音楽祭』アカウントのツイートに向けて、「クソ演出」「オープニングを任せてもらえるのはうれしいけど、ジャニーズWESTよりもほかの出演者の映像が長いのは何事? 毎年、扱いがひどすぎる」「ジャニーズWESTが歌っているところをきちんと映してほしかった。軽んじられているようで悲しい」「なんでジャニーズWESTが歌ってる時にほかのアーティストを映すの?」「A.B.C-Zだけがステージで歌ったというのも納得いかない。ジャニーズWESTの方がファンは5倍くらいいます」と、主にジャニーズWESTファンが批判を投稿していた。
また、ジャニーズアーティストの登場シーンに関しては、KinKi Kidsの歌でも“トラブル”が発生。キンキといえば、堂本剛が17年6月に左耳に「突発性難聴」を発症し、その後も完治に至っておらず、右耳で聞こえる音を頼りに音楽活動を続けている状態だが……。
「1曲目の『フラワー』では、序盤の段階で剛が耳に装着しているヘッドホンに違和感を覚えた様子でした。歌い出し後、“違う”といったニュアンスのジェスチャーで、何らかの不具合をスタッフにアピール。堂本光一のソロパートになると、カメラが自分を捉えていないと思ったのか、手で『上げて』と指示を出す一幕も。その直後にハウリングが起こり、光一も思わず顔をしかめたんです。我慢できなかったのか、剛はサビに入るとヘッドホンを外して歌い始めました。そして、2曲目のバラード『薄荷キャンディー』の中盤で、剛はやや光一の方に体を向けて熱唱。最終的には左耳を手でおさえながら、音程は崩すことなく歌い上げました。剛だけでなく、光一も何度か耳元のイヤーモニターに触れていたため、現場の音響環境自体がよくなかったものとみられます」(同)
こうした場面を見た視聴者の間では「ヘッドホンを外しても音程は外さない。プロ意識と歌唱力がスゴい」「キンキのこんな姿は見たくなかった……剛さん、可哀想」「『テレ東音楽祭』のスタッフ、剛くんの耳を労ってあげて」「剛さんのしんどそうな表情、久々に見た。今後に影響がないといいけど……」「光一さんの方を向いて歌ったのは、音がうまく聞こえなくて、タイミングとかを確認したのかな」と、剛の体調を心配する声が上がっている。
一部ジャニーズファンの怒りを買ってしまったものの、視聴率は午後7時~10時54分の間で9.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)をマーク。昨年の8.8%を上回り、歴代最高を記録したというが、次回の開催にあたっては、演出面や音響装置の改善が必要となりそうだ。