スリムクラブ、暴力団幹部の「誕生日パーティ」に闇営業……仲介者は「ものまね芸人T」とウワサ
吉本興業は6月27日、スリムクラブが暴力団関係者の会合で営業し、一定の金銭を受け取っていたとして、「無期限謹慎処分」を下したことを報告。その文書内では、スリムクラブに営業を依頼したという“仲介者”の存在も明かされているのだが、ネット上では現在、その正体について、さまざまな臆測が飛び交っている。闇社会に精通した一部のメディア関係者の間では、「フライデー」(講談社)に詳報された暴力団幹部のプロフィールなどから、「あの“ものまね芸人”だろう」と指摘されているようだが……。
6月28日発売の「フライデー」によれば、スリムクラブが参加したのは、3年前に開かれた指定暴力団幹部の誕生日パーティだったという。会場となった神奈川県・川崎市内の韓国クラブを貸し切り、幹部が可愛がっているという地元キャバクラの社長や、ガールズバーの店長など20人以上が集まっていたそうだ。
「吉本サイドは、『知人である、他社所属芸人を通じ、飲食店オーナーの誕生日パーティへの演芸提供を直接依頼され、参加した』と発表しており、反社会的勢力の認識がないままこのパーティに参加したことを強調。それでもスリムクラブには、重い無期限謹慎処分が科されました。現在、6,000人ほどいるという吉本所属タレントたちは今後、“闇営業”に強い警戒心を持つことになるでしょうね」(スポーツ紙記者)
吉本はスリムクラブの処分とともに、反社会的勢力の排除について記された「決意表明」の文書も発表。たとえ3年前とはいえ、またその認識がなかったとしても、「反社会的勢力との金銭授受は許されない」ことを、厳しい処分で示した。
またスリムクラブに営業を依頼した人物について、吉本があえて「他社所属芸人」と明言したのには、「当該人物に対する強い憤りも感じられる」(同)という。
「闇営業問題は吉本だけでなく、ほかのお笑い事務所、ひいては芸能界全体に昔から蔓延しているとされています。今回、スリムクラブを仲介したとみられているのは、報道されている暴力団幹部と交流があることで知られる、有名歌手のものまね芸人・T。大手プロの所属ではなく、また知名度も決して高くはないものの、反社会的組織に『非常に近い人物』と評判です」(実話誌編集者)
先のカラテカ・入江慎也が仲介役となった闇営業騒動では、入江のみが契約解除となり、ほかの芸人に比べて一段と上の厳しい処分を受けている。
「今回の件でも、闇営業を行ったスリムクラブ以上に、仲介者となったTの方が、より罪は大きい。しかし、同じ吉本所属であれば、社内で処分できるものの、他事務所となると『警告』が関の山で、もし知らぬ存ぜぬの態度を取られてしまえば、それ以上打つ手もない。Tが幹部の素性を知っていて、かつスリムクラブを“だまし討ち”していたとすれば、入江以上に悪質と言えるでしょう」(同)
いまや芸能界は“闇”絡みの話題で一色となってしまったが、果たしてこの期間に、どれだけの膿を出すことができるのだろうか。